部下の指導でお悩みの方、必見!トレーニングで抑えるべきポイント3選
業種はどうであれ、部下や新人さんを指導することって
仕事をしていると、たくさんでてきますよね?
人に上手に教えられるスキルがあれば
どんな仕事をしても非常に重宝されます。
実はポイントを抑えると、驚くほどスムーズに、
信頼された状態で指導が出来ます。
今まで数百人とトレーニングしてきた経験から
その抑えるべきポイントを3つお伝えします!
目次
①まずは相手の話を聞くところから
②褒めて直してまた褒める
③8割出来れば上出来
①まずは相手の話を聞くところから
何かを教える、特に仕事を教える場となると
こちらが一方的に話しがち・・・
教わる側は常識的に「聞く」姿勢はある程度あると思いますが、
『これ、ちゃんと伝わってるのかな?』と
感じることはありませんか?
実はちゃんと伝わるかどうかは、
相手が自分のことを信用しているかどうかにかかっています。
例えば、プロ野球選手になりたい少年がいるとして、
メジャーリーガーに指導を受けたらどうですか?
100%言うことを聞くと思いますよね。
それが野球をやったことのない父親だったら?
『コイツに聞いてもなぁ・・・』となりますよね。
仕事の場では、既に相手が自分のことを
バリバリに仕事できる人間と認識していれば
最初から信用されているので、スムーズに伝わります。
ただ新人さんのトレーニングともなると
「初めまして」からのスタートなので
相手にとってあなたは、信用できるかは未知数なんです。
では、どうやって信用してもらうか?
それは相手に興味を持って、相手の話を聞くことです。
実は心理学的に、
自分の話を聞いてくれる人間を、人は無条件に信用する
ということがわかっています。
実は詐欺もこの手法を使っていて
客観的に見たら騙されるわけがないことも
話を聞いてくれることで信用しているので
その後の話を鵜呑みにしてしまうのです。
なので仕事の場では、仕事の内容を教える前に
・なぜこの仕事を選んだのか?
・今までどんな仕事をして来たのか?
・今、興味あることは?
・出身はどこか?
など、ハラスメントにならない程度に
プライベートにも興味を持って聞いて下さい。
その中で共通点が見つかれば、なお良し。
『この人は自分ことを気にかけて話を聞いてくれる』
と思ったら、
相手から世間話をして来ます。
その状態になれば、トレーニングはスムーズです。
そこからが本番と思って下さい。
②褒めて直してまた褒める
人に教えるのが苦手な人がやりがちなのが
相手の出来てないところを指摘すること。
これ、やりがちだけど、最悪です(笑)
出来てないところを指摘され続けると
人間はどうなるのか?
『自分は出来ない人間なんだ』と思い込み、
どんどん萎縮します。
萎縮までいかなくても、やる気は出ないですよね。
でも、出来てないところを放っておくわけにはいかない。
では、どうするのか?
まずは出来ているところを褒めて下さい。
出来ることが増えている実感があると
人は学ぶことが楽しくなって来ます。
『アナタはこれだけ出来るようになったんですよ!』
ということを気づかせてあげて下さい。
その後に課題として
今、出来ていない部分を修正するように促します。
例えば飲食店のホールスタッフに笑顔がないため、
笑顔で接客して欲しいことを伝える場合。
『間違えずにちゃんとオーダー取れるようになってるね!』
(褒める)
↓
『オーダー取るときにニコってしてあげると、もっと良くなるよ!』
(直す)(一緒に少し練習する)
↓
『あ〜〜、その感じすごくいいね!今日はそれ意識してみよう!
今の表情、すごく良いよ!』
(褒める)
こんな流れでやってみて下さい。
教えるのが上手な人は
相手の良いところを見つけるのが上手な人です。
常に「どこか褒めるところないかな?」という目線を持てると
すごく教え上手になれます。
③8割出来れば上出来
教えるのが下手な人は相手に自分と同じレベルを求めます。
100%出来ないと、不安で仕事を任せられない・・・
気持ちはわからなくもないですが、
これでは相手は育ちません。
「任せられた」ということが責任感と自信を生み
大きな成長を促すことが出来ます。
また人によって得手不得手があるので
自分と同じ能力を相手に期待することが
そもそも無理があります。
逆に貴方が貴方が苦手な部分を
相手はめちゃくちゃ得意かもしれない。
なので最低限覚えべきポイントのみ抑えれば
あとは得意を活かしてあげれるよう、
抜けてる部分は貴方がフォローしてあげれば良いのです。
貴方が10持っている仕事のうち
6でも出来れば、残り4のフォローだけで済み、
6の分は自分の仕事が出来る。
8も出来れば最高。
経済法則で2:8の法則というのがありますが
利益の8割を生み出しているのは
たったの2割の仕事ということです。
この2割さえ抑えれば、利益は大きく落とさない。
8割どころか、この2割が出来ていれば合格なんです。
その2割の仕事も「経験」がいる部分があるはずです。
その経験は任せないと身につかない。
なので、100点じゃなくても、どんどん仕事を任せましょう。
ただし、100点じゃないのは理解した上で
残りは自分がフォローするのは忘れずに。
丸投げは育てるのが下手くそな人がやることです(笑)
まとめ
ちょっとした意識や言い回しで
人に何かを教えるのは驚くほどスムーズになります。
今回紹介した3点を意識して
ぜひ教え上手になって下さいね!
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