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南山城村 災害時の支援物資 1人1箱小分けで備蓄へ


大きな災害が起きた時に支援物資をスムーズに住民に届けるため、南山城村ではあらかじめ1人が必要とする物資を1箱ずつ小分けして備蓄することになりました。

この取り組みは、南山城村が東京の災害支援の民間会社「ガーディアン72」と協定を結んで始めたものです。
東日本大震災では支援物資の仕分けに多大な労力がかかり、災害支援の民間会社ではそれを教訓に、1人が72時間、つまり3日間に必要とする水や食料、衛生用品などの物資を1箱ずつ小分けにして備蓄する取り組みを各地の自治体と協力して進めています。
人口およそ2500人の南山城村は、役場の職員の数も少ないことから効率的な支援につながるということで、小分けにした支援物資は避難所などに備蓄します。
当初は、趣旨に賛同した企業の協力で村の人口の1割にあたるおよそ250人分が無償で提供され、村では自治体の事業に企業が寄付した場合に法人税などが軽減される「企業版ふるさと納税」を活用し、備蓄をさらに増やしていく計画です。
京都府内の自治体でこの会社と協定を結んだのは南山城村が初めてだということです。
平沼和彦 村長は「村外に住んでいる職員も多いので、こういったパッケージで支援物資をスムーズに渡せるのは非常に助かります」と話しています。


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