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084\\\ 「呼吸」している、お札。

「呼吸」をしているのは、なにも、人間だけではありません。


優れたお札なんかも、「呼吸」しているのです。お札は「イキモノ」なのです。


というか、逆に、「呼吸」をしているものを、お札と呼びましょうか。


仮に、見た目はお札であっても、「呼吸」が出来ていないものは、ただの紙くずとみなしてもよいでしょう。


ある、京都のおでん屋さんです。そこは130年も続く老舗です。いかにも京都風という貫禄で、素晴らしい店構え。


ぼくともうひとりの人とふたりでいっしょに入った時は、他にはもうお客はいない時間でした。何品か注文して、ゆるりとした気持ちで、気分良く温かいお酒とおでんをいただいていました。


他にお客はいないはずなのに、なにかの存在を感じるのです。なにか、ひたいのあたりに、見えない光のようなものを感じるのです。


顔を上げて見まわしてみたら、ろうそくが一本点いていました。小さい火なのに、強い光というか、守護エネルギーのようなものが広がっているので、お店の人にきいてみましたら、八坂神社からいただいたものだと言っていました。


小さい神棚に、たった一本のろうそくなのに。


外に見える月よりも何倍も強い光のような、見えない「呼吸」のような。すごいな、と思いました。


こういう存在が、この老舗おでん屋を護っているのだなと、深く感じたのです。


このような出来事との出会いは、何度かありました。もう一か所、印象的なことがありました。


こちらは、ごく普通のご家庭です。やや広めの、食卓のあるお部屋に通されました。まずは、小さな器にちょっとだけのお酒を・・・(笑)


ふた口くらい、お酒が入って、良い気分になった時です。なんとなく気になるものを感じて、斜め上に見える、棚のような場所に、葉書大のものが貼られています。


別に、このお部屋に、特別な照明があるわけでもないのに、なんだかあの葉書大のものから、強めの振動波のようなものがこちらに向かって来ているのです。


え?っ・・て! ついその葉書大のものをジッと見ていたら、「は? 何か?・・・」という感じで、それをはずしてぼくの方に持ってきて見せてくれました。


葉書です。見た目は確かに葉書でした。それは、誕生日になると、そこの治療院の先生が患者さんたちに手書きで毎年送ってくれる、恒例のお誕生日葉書です。


手に持たせてもらうと、その葉書からは、じりじりとした、神社のお札なんかよりも、何倍も強い振動波がこちらに伝わってまいります。


それもまぶしいくらいにです。その治療院の先生は、実はある有名な空手の先生でもあり、きっと手書きの時に持つ筆には、強い念と力が込められているいるのでしょう。


それはまるで、邪気でも祓うの如くの光のようなものが、たっぷりと染み込んでおりました。


さきの、京都の老舗おでん屋の光は、八坂神社からの守護の柔らかな光でしたが、こちらの方は、レンズで集約されたようにジリジリとしたレーザーのような光です。


どちらも「呼吸」している、確かに「お札」なのでした。


(※ちなみに、その葉書の持ち主である、その家の住人様たちは、ぼくがそのことを告げるまでは、なにも感じてはいなかったようです。ぼくは、眼がつぶれるほど感じて驚いてしまったのですが。これって、幽霊が見える人と見えない人との違いのようなものでしょうか(笑)


「呼吸」のつくり方。

・~ 薔 薇 の 呼 吸 ~・

この『薔薇の呼吸』をいちばん素晴らしい「呼吸」といたします。
薔薇を宇宙と見立てた「呼吸」なのです。

しらのゆきひと///呼吸のデザイナー

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