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064\\\ 若返るふたりのtalk show(26)
前ページでは、何かの偶然とはいえ「女性性クンダリーニ」が開いてしまったようです。脳内デンキを点けることやオーラの火を点けることは、キャンドルに火を点けるのと同じくらいの簡単さです。しかし、今回のようにクンダリーニを開かせてあげるなんてことはそう簡単にはいきません。
世界の始まり
聞いているわたし/// わたし、なんだか、「開いて」来ているんですよね?
話をしているぼく/// そーだね。おめでとうっ(笑)
聞いているわたし/// これって? 何のエネルギーが開いて来ているんですか? 今までとはちょっと違う感じがするのですけど・・・
話をしているぼく/// どう、違う感じがするの?
聞いているわたし/// うーーん・・・ それが、よくワカラナイの・・・
話をしているぼく/// えーとね。地球の中からは天空に向かって上がろうとするエネルギーがいつも働いているんだ。「シャクティ」と呼ばれているエネルギーだよ。そのエネルギーの周波数と人の身体が同調するとね、身体の中を通過して天空に上がってゆくようになるわけなんだ。
聞いているわたし/// すると、こんな感じになるんですね。ふわっと、浮いているような感じですよ。両脚の間のあたりから、腰の奥を通って、頭頂にいってるの。なんだか痺れるものがあって。なんだか、不思議なエロチック(笑)・・・
話をしているぼく/// 外から、ぼくの眼から見ていても、上昇気流に乗っているように見えるよ。身体の中心脈は本能の神経系統が流れているからエロチックな感じはするはずだよ。それが「生きるエネルギー」なんだから。きっともう「若返り効果」が始まっているかもだね。
今回は偶然だったですが、彼女には「女性性クンダリーニ」が開いてしまったようです。まだ完全に開いたわけではありませんが、この先も双修法を続けてゆく毎にもっと大らかに開いてゆくのだろうと思います。
しかしこのことは本人にはあまり詳しく伝えないことにしておきます。なぜならこれは、女の人の想いや欲望を叶えてしまうエネルギーだからです。それはつまり「魔性」のエネルギーなのです(この人にとっては)。
そんなことを本人に伝えようものなら、それはもう有頂天になってしまいます。双修法でそうなってしまうと、ふたりのバランスは崩れます。必ず勝手なことを言い出したり行動しだしたりします。これが単修法で自分だけで開いたのならば、自由にして差し上げますが、双修法ではそうはいかないのです。
聞いているわたし/// なんだかねー・・・。じっとしていられない感じなんですよ!
話をしているぼく/// そうだね・・・。元気そうな感じに見えるよ。
聞いているわたし/// このエネルギーって、何に使えるのかしら?
話をしているぼく/// え?っって。若返りでしょ?(彼女を鎮めるようにぼくは話しています。ちょっと興奮気味なので。本当はこの場から離れたい気分なのですがそうもいきません)
聞いているわたし/// もう、若返ったような気分ですよっ(笑) わたし!
話をしているぼく/// ・・・・・(ぼくは黙って静かに鎮めるように接しています)
聞いているわたし/// あれ? なんか変ですか・・・? わたし・・・(笑)
話をしているぼく/// いや・・・ だいじょうぶ、だいじょうぶだよ・・・(微笑)
ひとり元気に、彼女はベラベラとしゃべっています。こちらがこのまま静かに接していると、そのうち呑み込まれてしまいそうです。それでもこちらが静かにさえしていれば、そのうち鎮まるとは思います。
聞いているわたし/// ねぇ、・・・ あの・・・。双修法で、いっしょに向かい合って座ってくれませんか・・・? 今から・・・
話をしているぼく/// え? うん・・・(いつもと違う感じの彼女のエネルギー状態なので、ちょっとびっくりしています)
聞いているわたし/// ねぇ、・・・ いくわよ・・・
話をしているぼく/// えっ? いくって・・・?
聞いているわたし/// なんだか、おなかのあたり、腰のあたりに、丸いボールのようなエネルギーがあるの・・・。これを、外に出したいの・・・
話をしているぼく/// 出したからといって、それは無くならないけど。でもいいよ・・・。出してしまってごらん。
聞いているわたし/// いくわね・・・
彼女からの、おなかのあたりの、腰のあたりからの丸いボールのようなエネルギーが、ぼくの同じところに移動して入って来た。それは不思議なエロチックなエネルギー感覚。うっすらと性的な感じが伝わって来てますが、しかし、この性的な感じとは「女性側の持つ性的感覚」なのだとわかりました。オトコ側が持っている性的な感じではありません。このまま送り続けられてしまうと、ぼくは、このままオンナのカラダに変身してしまいそうです(笑)
話をしているぼく/// これ・・・なあに?・・・。なんだか、おなかのあたりが、あやしく熱いよ・・・。気持ちいいけど・・・
聞いているわたし/// これ・・・、《世界の始まり》・・・よ。
話をしているぼく/// えっ? セカイノハジマリ?・・・?
聞いているわたし/// うん。そうなの。
話をしているぼく/// なんか、ぼくは、女の人の身体になってしまったような・・・、オンナになってしまったような・・・(微笑)(汗) ヘンナカンジだよ。
聞いているわたし/// それで、いいの。
話をしているぼく/// それで、いいの?
聞いているわたし/// そうよ。それでいいのよ。それが《世界の始まり》なのだから・・・(微笑)
今まではぼくの方がずっとリードして来ました。彼女はずっと受け身の存在でした。しかし「女性性クンダリーニ」が開いてからは、そうはいかない雰囲気になりそうです。彼女の出す、おなかのあたりからの、丸いボールのようなエネルギーを浴びてしまって、これからは立場を入れ替えた方が良さそうに思えるのです。
話をしているぼく/// 具体的に《世界の始まり》って、なにかな?
聞いているわたし/// 《世界の始まり》ってね。それは自分の始まりなの。わたしの始まり。それは、生きる始まりなのよっ!
話をしているぼく/// ふ~ん・・・
聞いているわたし/// わたし、変?
話をしているぼく/// うん・・・(笑) なんだか、変だけど・・・、その分ぼく側からの接し方を変えてゆけば、変じゃなくなるかもだね。
聞いているわたし/// はいっ!
ぼくは、この彼女の変わり方を見て、いろいろ考えました。もうぼくの役目は終わった。だからといって、ふたりの双修法スタイルは終わりません。双修法で培ってきた感性は、これからもずっと双修法で続いてゆくのです。ここでふたりが別れてしまうと、彼女はどうなってしまうかわかりませんからね。もうしばらくは、サポートしてゆきませんと・・・。
話をしているぼく/// それで、これからはどうするの?
聞いているわたし/// ちょっと考えていることがあるの・・・。
話をしているぼく/// なにを?
聞いているわたし/// 今まではずっとエネルギーを送ってもらって、それでわたしはこんな感じになれたでしょ?
話をしているぼく/// え? じゃあ、これからはあなたがぼくにエネルギーを送る役をやってくれるというの?
聞いているわたし/// 違いますよ~ ・・・まさかぁ~(笑)
話をしているぼく/// そーだよね。アハハ・・・(笑)
聞いているわたし/// えーとね。これからは、ふたりで誰かを「間」にはさんで、ふたりで両側から「間」にいる人にエネルギーを送るの。ふたりでするの。すごいことになるわよっ・・・(微笑)
話をしているぼく/// なるほどーーー ふたりでその人をね・・・ それが《世界の始まり》なんだね。
聞いているわたし/// それと、《世界の始まり》は、《ふたりの始まり》にもなるのですーっっ!
女性性クンダリーニが開いたせいなのか、なんだか面白い発想を言い出すことになってきました。それでも、ふたり双修法でおこなっていた「エネルギーを送る」というのを、ふたりで「間」に誰かをはさんでエネルギーを送るということを思いついたのは素晴らしいことなのです。それは、ふたりでおこなえば 2×2=4 の効果となるからです。このことは彼女は知っていたのですから、思いつきとしては優秀なのでした。
話をしているぼく/// それで、その、ふたりで「間」に誰かをはさんでエネルギーを送るのは、何というネーミングなの?
聞いているわたし/// そのネーミング? だから、それが《世界の始まり》っていうの。来てくれた人は《世界の始まり》を感じるわ。きっと・・・
話をしているぼく/// その人が《世界の始まり》を感じられたら、その人の始まりでもあるし、生きる始まりにもなるっていうことだね?
聞いているわたし/// はいっ よくできましたー
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