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ありがとうって言われる方がいい?

ナンブンノイチ というテレビ番組を観た。
5分ほどの番組で、たまたまテレビをつけていたら流れてきた。

今回のテーマは、これだった。↓

100分の1。「育休」は女性がとるもの?今回のテーマは「男性の育休」。日本では配偶者が出産した男性で「育休(育児休業)」を取得するのは7人にひとり。その期間は「2週間未満」が最も多く、半数を超える。いっぽう「1年以上」は育休を取得した男性の中でも100人にひとり。番組は1年間の育休を取り、2人の子どもの育児と家事に専念している男性に密着。その日常から“ニッポンの今”が見えてきた。

NHKプラスより

産休後の妻の復職にともなって、今度は夫が育児休暇を取得することにしたそうだ。


まだ幼い子どもたちを相手に、必死にドタバタやってる姿に胸を打たれる。

二人の子どもにご飯を食べさせたり、
昼寝の間に、つくりおきのおかずを作ったり、
やっと寝付いた子どもたちを起こさないように、全神経を集中させて、そ~~っと子ども部屋の扉を閉めたり、
もちろん、ほかにもたくさんのことを、毎日がんばっておられる。


そんな日々の生活の中で、夫は、いろいろなことに気づいていく。

作り置きなどでの料理の工夫のしかた
職場を離れることへの不安な気持ち
子どもたちと過ごす時間の大切さ
妻が担ってきた家事や育児の全貌とその大変さ などなど。

具体的なことから、目には見えないようなことまで、ほんとうにいろいろ。




こうしてみると、パパとママの違いってなんやろうって思う。
パパという人、ママという人。
それだけでしかないんやなあ。

昭和どっぷりの私は、ついつい、ここは母親が担っとかんと・・・と、無意識のうちに思ってるところがある。
育児だけやないなあ。
家事についても、
わたしだけがやっていることに、鈍感になってしまっているところがある。

母であり
妻であり。

でも、
母やからというだけで、育児をせなあかんのとはちがう。
妻というだけで、家事をせなあかんのとはちがう。

子どもが可愛いから、育児をがんばるわけで、
気持ちよく生活したいから、家事をがんばるわけで。
そして、それは、自分がイキイキと生きるためやから。

母であり。
妻であり。
一人の人間であり。

なにより、印象的だったのが、番組に出ていた男性の表情。
誰もがくぎ付けになったんとちゃうやろか。

そりゃあ、テレビには映されなかった表情をすることも、あるやろ。

でも、そういうのを想像に加えたとしても、なんか幸せそうやねんなあ。
大変そうやのに、幸せそうやねん。
なんか、きらきらしてるねんなあ。
キラキラとちゃうで。
きらきらやねん。


「わたし、家事育児 いっさいやってない。」という妻。
その妻が、仕事から帰ってきた時に、
安心して仕事に集中できていることに対して、

「ありがとう。」

って、夫に声をかけるシーンがあった。

なんて、素敵な「ありがとう。」なんやろう。
思わず、涙腺よわよわのお年頃のわたしは、涙ぐんでしまった。

その妻の表情もまた、きらきらしてたのだ。

「ありがとう。」って言われると嬉しいもんやけど、
「ありがとう。」って言えるのも、嬉しいことなんやなあ。

だって、そこには、相手に対する気持ちがあふれてるんやもん。
それを、素直に伝えられる言葉やねんもん。
その人とのつながりがあってこその、言葉やねんもん。

わたしも、こんな「ありがとう。」を言ってみたい。

言ってはいるんやけど。


「ゴミ出ししてくれてありがとう。」
「お茶碗を並べてくれてありがとう。」

う~~ん。
なんか、我が家の「ありがとう。」は、ちょっと違うよなあ。

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