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1:一人称について

男性なら俺や僕
女性なら私やあたし
他にも色々あるのだろうけど、
概ねそのどれかで自分のことを呼んでいると
思います。

自分のことは女性であると認識しています。
戸籍上も女性だし、身体的にも女性。
しかし一人称を考えた時に
一番しっくりくるのが僕でした。
公の場や職場では私を使っていて
(マナーもあるし一応大人なので)
家族の前でも基本は私。
家族の前では普通の娘でありたいからなのですが、
はたして普通とは何なのか。
ですが親友の前や、このようなSNS上では
僕を使っています。

僕という一人称を使うことに
時々恥ずかしさを感じていて、
昔変な反応をされたのがトラウマになっています。
たまーに酔ってぽろっと出てしまうけど、
周りも酔っているのでセーフ。
私と言うことに抵抗があるわけではないので
今では普通に使えているけれど
言うたびにもやっとした気持ちが残る。

高校生の頃、部活のコーチに
女性だけれど一人称が僕の人がいました。
その人は背も高く、髪も男性くらい短くて
女性から見ても格好いい人だったと思う。
僕という一人称を使うことにも違和感がなく、
とても自然に受け入れることができたことを
憶えています。

スカートやワンピースは好きですが
着なかったので手放してしまいました。
学生の頃はスカートを履いていたことも
あったけど、どこか無理をしていました。
今はひとつずつしか持っていません。
髪もずっと短いまま。
髪が長い自分を上手くイメージできない
からです。
メイクも苦手で、上手にメイクをした
女の子たちに憧れはあるけど
たぶん僕にはできません。
可愛いものは好きだけど、それを
自分が使うことに違和感を感じてしまう。

女性としての自分を上手くイメージできないことに
時々とても息苦しさを感じます。
セクシュアリティに関することも
色々知っていこうと思っています。
もっと自分自身のことを知って
息がしやすくなるように
毎日少しずつ頑張っています。







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