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3:もう宮城には帰らないと思う

これは、先週とあるイベントへ
参加をした時に聞いた言葉です。
言葉の主は、宮城県出身の千葉県在住の
20代の女性でした。
移住を考えているけれど、
千葉に戻って来れなくなるかもと思うと
なかなか決心ができないとのことでした。

出身県には帰らないのかと尋ねたところ
冒頭の言葉が返ってきました。
何か確固たる決意のようなものを感じて
それ以上深く尋ねることはできませんでしたが
自分だったらどうだろうと考えました。

僕は埼玉県出身で東京で育ちました。
実家を出てから一度、出身市ではないけれど
埼玉県に住んだこともあります。
いいところだと思う。普通に住みやすい。
ただ、家族はみんな都内に出てきているし
他に知り合いがいるわけでもありません。
別にもう住むことはないかな
という感じです。

東京はどうだろう。
実家があるからいいやという感じです。
友達は正直数えるほどしかいませんし、
実家に戻って来いと言われるなら別ですが
ありがたいことに
好きにさせていただいています。
こちらも、もういいかな
となってしまいます。

えぇ…。
地元に対する愛着など
その程度のものなのでしょうか。
別に嫌いではないし、
いいところだとは思いますが
絶対に帰る!
とはならない不思議さ。
僕が知らないだけかもしれないですが
地方から上京してきて、地元に戻った
という話は聞くけれど
都会から地方に行って、都会に戻ってきた
という話はあまり話題にならない気がします。

ただ何となく
「宮城にはもう帰らない」
というワードが衝撃だったのだと思います。
地元に対する思いは千差万別ということで…。
僕も、今は関東圏からは
遠く離れた場所で暮らしています。
帰るかもしれないし、帰らないかもしれない。
心の中にいつでも思い出すことができるので
それでいいのかもしれません。

話が見えなくなってきたので
今回はこのへんで…。