ロックバンドは、やっぱり楽しい

ここ数年でハマっているものがある
音楽だ
聴くのも好きだし、頭に浮かんだ言葉をそれっぽくして作詞するのも楽しい
作曲は諦めたけど、音楽のことを考えていれば辛いことも乗り越えられる気がするし、たくさんの歌詞に救われてきたのも事実だ

最近は、ロックバンドのアニメを観るのがマイブームだ
MyGo!!!!!もぼざろもガルクラもどれも音楽がものすごく良くて、携わってきた人たちの熱と、キャラクターの生き様を感じられる
この手のアニメの歴史としてはけいおん!から始まっていると思っているから、そろそろ手を出したい

アニメの登場人物たちはどこか社会から浮いていて、生きづらさを感じている
その人たちの叫びは正しいものであっても、受け入れられれば社会の調和を乱してしまうものが多い
だから、曲という形にして、理解してくれる人に届くようにする
共感してくれる人は少なくても刺さる人はいるのである

中学時代に約1年ほど不登校を経験した自分にとって、彼女達の歌が深く突き刺さっている

きっかけは1つのロックバンドに出会ってしまったからだと思う
そのバンドはライブ特有のモッシュとかダイブとか煽りとかそういうことを一切せずに、音楽だけで語って帰っていく
周りとの同調とかそういうノリを嫌悪してしまっている自分にとって、それは魅力的な場所であり、同時にカッコいいと思った

「ロックバンドは音楽で勝負しないと意味がない」

そのバンドで作詞と作曲を担当している人はそう言った
その言葉を聞いた時、初めて心から尊敬できる人が出来たような気がした
事実、その人の作り出す歌をカッコいいと思い、救ってくれたと思っているのだ

その人のように、弱い人なりに1つの芯を持っている人はカッコいい

MyGo!!!!!のボーカルである高松燈はその特性故に周囲とのズレを感じ、「人間になりたい」と言った
例え迷っていても進み続けたいから
一生バンドをやると言っている
流行りの歌は自分に向かって言ってないし、現在のことではなく未来のことばかり聞かれる世の中を疑問視する

ガールズバンドクライの井芹仁菜は作中にて一貫して「私たちは間違ってないことを証明する」為にバンドをやっている
仁菜は何かにつけて勝敗を決めたがるし、社会において絶対に通用しない、大多数は諦めるような正論を平然と他人に叩きつけるし貫こうとする


そういう一種の不良性というか、弱者なりの信念を貫かせてくれるのがロックバンドなんじゃないだろうか?

ならば、そういう人達の力を、生き様を垣間見ることができるロックバンドは、やっぱり楽しい


上手く言い表せないけど、とりあえず今は幸せだ

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