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時間をぜいたくに使い経験値をアップする。

 人生100年時代。寿命が50年から100年に延びれば、2倍の時間が得られる。それだけでなく、情報通信の進歩、交通手段の進歩などで、移動や連絡の時間が短くなって、新たな「好きに使える時間」も生み出されている。

 在宅勤務になって、Zoomなどのビデオ会議システムを使った取材が多くなり、1日が効率的に使えるようになった。いままでだと自宅と会社の間の往復、会社から取材先までの移動で時間がかかり、1日3つの取材先に行ければ上出来だった。でも、ビデオ会議ならば、3つの取材先ならば3時間で取材が終わってしまう。移動時間で読書もできたので、移動がすべて無駄とは言わないが、在宅だと、浮いた時間で、読書に限らずいろいろなことができる。

 趣味を充実させることも可能かもしれない。私の場合、家で料理を結構作っている。在宅勤務で太ってしまい、ダイエット中なので、朝は野菜ジュースのみだが、野菜ジュースを作るのは私の担当。今日はおろし大根と、みかん、ヨーグルト、牛乳をミキサーに入れて「大根みかんジュース」を作った。昼と夜のどちらかも私が料理を作る。料理を作るというのはとても大事なことだ。消費するだけでなく生産すると、モノへの理解が深まる。どのように作られているかも知らないで食べるより、味も出来のよしあしもよくわかるようになる。

 メディアリテラシーも同じだ。自分で記事を書いていれば、いい加減な記事はすぐわかる。肝心なことが抜けていたり、根拠が不確かだったりするのがよく見える。

 経験値が増えれば、多角的な見方もできるようになり、違う立場の見方もできるようになる。

 大好きな「ドラゴンクエストウォーク」はまさに人生100年時代の歩き方をしている。初期のドラクエは、戦士ならずっと戦士、魔法使いならばずっと魔法使いだったが、ドラクエウォークは頻繁に「転職」を繰り返し、いろいろなスキルを身につけ、強くなる。戦士と武闘家を極めれば「上級職」のバトルマスターになる。さらに魔法使いを極めれば、上級職の魔法戦士になる。強い敵に対してある時は魔法戦士、ある時はバトルマスターになって戦うことで、魔物との戦いに勝ち抜くことができる。経験値を積み、いろいろな体験をすることで、これまでには見えなかった世界が見えてくる。

 時間を上手に使い、いろいろなことに取り組めば、周りを幸せにできるし「上級職」にもなれるのだ。

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