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クリエイターのためのアイデア集

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クリエイターのためのテクニック&ヒント大全集!!!
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2023年7月の記事一覧

「時限装置を解体するキャラA→最後に残ったコードは赤と青の2本。さぁどちらを切断するべきか!?」といった緊張感あふれるシーンをじっくり描いたかと思いきや、「そこにキャラBがやって来て、根拠もないのに赤いコードをあっさり切断→あっという間に事件解決」という展開によって、「お前が切るのかよ!(笑)」と読者・鑑賞者に驚いてもらう ~アニメ「機動警察パトレイバー 初期OVAシリーズ(アーリーデイズ)」の場合

◆概要【「時限装置を解体するキャラA→最後に残ったコードは赤と青の2本。さぁどちらを切断するべきか!?」といった緊張感あふれるシーンをじっくり描いたかと思いきや、「そこにキャラBがやって来て、根拠もないのに赤いコードをあっさり切断→あっという間に事件解決」という展開によって、「お前が切るのかよ!(笑)」と読者・鑑賞者に驚いてもらう】は「読者・鑑賞者の心を掴んで離さない語り口」のアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「機動警察パトレイバー 初期OVAシリーズ(アーリーデイズ

「己の信念に従って動く部下→上司は部下が自由に動けるように、上層部をごまかしたり、ペコペコ頭を下げたりして時間稼ぎをする」というシーンを描く ~特撮ドラマ「ウルトラマンZ」の場合

◆概要【「己の信念に従って動く部下→上司は部下が自由に動けるように、上層部をごまかしたり、ペコペコ頭を下げたりして時間稼ぎをする」というシーンを描く】は「読者・鑑賞者に好かれるキャラ、共感されるキャラ、応援されるキャラ」を作るためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:特撮ドラマ「ウルトラマンZ」(第20話) ▶1 本作の主要キャラの1人・ヘビクラ(男性30代)。 彼は、地球防衛軍日本支部の対怪獣特殊空挺機甲隊「STORAGE」の隊長である。隊員たちをまとめ上げ、巨大ロボ

「キャラAが1人きりで電車に乗る→仲間とともに電車に乗る→仲間を隣に座らせる」という変化によって、Aが仲間を受け入れつつあることを暗示する ~アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」の場合

◆概要【「キャラAが1人きりで電車に乗る→仲間とともに電車に乗る→仲間を隣に座らせる」という変化によって、Aが仲間を受け入れつつあることを暗示する】は「キャラの感情などを暗示する」ためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」(第5話) ▶1 本作の主要キャラの1人・梨沙(小6の少女)。 彼女はアイドルである。某芸能プロダクションの「第3芸能課」に所属している。とはいえ、まだまだ目立った活動実績はない。同じ課に所属する

「キャラAは体育会系であり、モヤモヤした時にはとりあえず体を動かす癖がある」と事前に描写しておくことで、「Aがメチャクチャに体を動かしている→Aは悩んでいるんだな」と読者・鑑賞者に察してもらう ~特撮ドラマ「ウルトラマンZ」の場合

◆概要【「キャラAは体育会系であり、モヤモヤした時にはとりあえず体を動かす癖がある」と事前に描写しておくことで、「Aがメチャクチャに体を動かしている→Aは悩んでいるんだな」と読者・鑑賞者に察してもらう】は「キャラの感情などを暗示する」ためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:特撮ドラマ「ウルトラマンZ」(第22話) ▶1 本作の主人公は、ハルキ(男性23歳)。 彼は、地球防衛軍日本支部の対怪獣特殊空挺機甲隊「STORAGE」の隊員である。他の隊員とともに、日夜怪獣と戦っ

「キャラAは1人だけ日傘を差しており、つまりは1人だけ日陰の中にいる→やがて日傘をたたみ、光の中に出てくる」という変化によって、心のわだかまりが解消され、Aが前向きになったと暗示する ~アニメ「スローループ」の場合

◆概要【「キャラAは1人だけ日傘を差しており、つまりは1人だけ日陰の中にいる→やがて日傘をたたみ、光の中に出てくる」という変化によって、心のわだかまりが解消され、Aが前向きになったと暗示する】は「キャラの感情などを暗示する」ためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「スローループ」(第2話) ▶1 本作の主要キャラの1人・恋(「こい」と読む、高1女子)。 彼女には、 ・Step1:幼馴染がいる。ひよりだ。2人は幼い頃から大の仲よしだった。 ・Step2:ところ

「キャラAは目を覚ますと記憶を失っていた→やがて、伏せられた写真立てを発見」というストーリーによって「写真立てには、Aの正体を示唆する写真が収められているに違いないぞ」と先行きを期待させるものの、写真立てを起こしてみると中は空だったという予想外の展開によって読者・鑑賞者の興味を引きつける ~特撮ドラマ「ULTRASEVEN X」の場合

◆概要【「キャラAは目を覚ますと記憶を失っていた→やがて、伏せられた写真立てを発見」というストーリーによって「写真立てには、Aの正体を示唆する写真が収められているに違いないぞ」と先行きを期待させるものの、写真立てを起こしてみると中は空だったという予想外の展開によって読者・鑑賞者の興味を引きつける】は「読者・鑑賞者の心を掴んで離さない語り口」のアイデア。 ◆事例研究◇事例:特撮ドラマ「ULTRASEVEN X」(第1話) ▶1 本作の主人公は、ジン(若い男性)。 あ

「引っ越し後、キャラAはなかなか荷ほどきしない。誰かに指摘されても笑って誤魔化すばかり」という描写によって「A=片づけられないガサツなやつ」とミスリードし、後から「じつはAが荷ほどきしないのには理由があった。他のキャラを想ってのことだった」と明かすことで、読者・鑑賞者にハッとしてもらう ~アニメ「スローループ」の場合

◆概要【「引っ越し後、キャラAはなかなか荷ほどきしない。誰かに指摘されても笑って誤魔化すばかり」という描写によって「A=片づけられないガサツなやつ」とミスリードし、後から「じつはAが荷ほどきしないのには理由があった。他のキャラを想ってのことだった」と明かすことで、読者・鑑賞者にハッとしてもらう】は「読者・鑑賞者の心を掴んで離さない語り口」のアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「スローループ」(第1話) ▶1 本作の主要キャラの1人・小春(高1女子)。 彼女は、明る

「キャラAは、憧れの人に近づくためにすべきことを手帳に書き連ねていた→その手帳が破り捨てられる→新しい手帳を得る」という展開によって、「憧れの人を追いかけるだけの時期が終わったこと=Aが自分自身の物語を紡ぐ時がきたこと」を暗示する ~アニメ「ひろがるスカイ!プリキュア」の場合

◆概要【「キャラAは、憧れの人に近づくためにすべきことを手帳に書き連ねていた→その手帳が破り捨てられる→新しい手帳を得る」という展開によって、「憧れの人を追いかけるだけの時期が終わったこと=Aが自分自身の物語を紡ぐ時がきたこと」を暗示する】は「キャラの感情などを暗示する」ためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「ひろがるスカイ!プリキュア」(第1-2話) ▶1 本作の主人公は、ソラ(若い女性)。 彼女は「スカイランド」という異世界の住人である。 しかしゆえあっ

「女学生から魔法少女に変身したキャラA」と「女児から引きこもりニートに変身したキャラB」が似たような動きをすることで、Aの真の姿が「女学生」であるように、Bの真の姿は「女児」であると暗示する ~アニメ「お兄ちゃんはおしまい!」の場合

◆概要【「女学生から魔法少女に変身したキャラA」と「女児から引きこもりニートに変身したキャラB」が似たような動きをすることで、Aの真の姿が「女学生」であるように、Bの真の姿は「女児」であると暗示する】は「キャラの感情などを暗示する」ためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「お兄ちゃんはおしまい!」(第4話) ▶1 本作の主人公は、まひろ(20歳頃の男性)。 彼は引きこもりのニートであり、自堕落な生活を送っていた。 ところが第1話冒頭、 ・Step1:彼は一夜

「新人の前では、終始明るく笑顔でふるまう先輩キャラ→しかし新人帰宅後、密かに疲労感に身を任せる」というシーンを描くことで、彼が新人のために努めて明るくふるまっていたと示唆する ~アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の場合

◆概要【「新人の前では、終始明るく笑顔でふるまう先輩キャラ→しかし新人帰宅後、密かに疲労感に身を任せる」というシーンを描くことで、彼が新人のために努めて明るくふるまっていたと示唆する】は「読者・鑑賞者に好かれるキャラ、共感されるキャラ、応援されるキャラ」を作るためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」(第2話) ▶1 本作の主要キャラの1人・虹夏(高2女子)。 彼女は明るく元気で快活な少女だ。所属するバンド「結束バンド」ではムードメーカーで

メタファーやシンボルの使い方がとんでもない(あまりにも露骨/あまりにも下品/使用シーンが独特すぎるなど) ~アニメ「お兄ちゃんはおしまい!」の場合 #1

◆概要【メタファーやシンボルの使い方がとんでもない(あまりにも露骨/あまりにも下品/使用シーンが独特すぎるなど)】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「お兄ちゃんはおしまい!」(第2話) ▶1 本作の主人公は、まひろ(20歳頃の男性)。 彼は引きこもりのニートであり、自堕落な生活を送っていた。 ところが物語冒頭、 ・Step1:彼は一夜にして、中学生頃の女の子の体になってしまった(!)。 ・Step2:原因は、妹のみはり(

新しい敵が登場する前に、「ヒーローの装備がいち早く危険を察知し、これまでにない反応を示す」「他の敵が怯え出す」といった描写を積み上げることで、「相当ヤバい敵が来るに違いないぞ!」「一体どんなやつなんだ!?」と読者・鑑賞者にワクワクしてもらう ~特撮ドラマ「ウルトラマンZ」の場合

◆概要【新しい敵が登場する前に、「ヒーローの装備がいち早く危険を察知し、これまでにない反応を示す」「他の敵が怯え出す」といった描写を積み上げることで、「相当ヤバい敵が来るに違いないぞ!」「一体どんなやつなんだ!?」と読者・鑑賞者にワクワクしてもらう】は「読者・鑑賞者の心を掴んで離さない語り口」のアイデア。 ◆事例研究◇事例:特撮ドラマ「ウルトラマンZ」(第19話) ▶1 本作の主人公は、ハルキ(男性23歳)。 彼は、地球防衛軍日本支部の対怪獣特殊空挺機甲隊「STO

「カッターがなくて困っているクラスメイトを見かける→カッターを貸したら、『なんでカッターを持ち歩いているの!?キモ!』と軽蔑されるかもしれないと怯える→しかし結局貸してやる」というシーンを描く ~アニメ「僕の心のヤバイやつ」の場合

◆概要【「カッターがなくて困っているクラスメイトを見かける→カッターを貸したら、『なんでカッターを持ち歩いているの!?キモ!』と軽蔑されるかもしれないと怯える→しかし結局貸してやる」というシーンを描く】は「読者・鑑賞者に好かれるキャラ、共感されるキャラ、応援されるキャラ」を作るためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:アニメ「僕の心のヤバイやつ」(第1話) ▶1 本作の主人公は、京太郎(中2男子)。 彼は「陰キャ」で「中二病」だ。友達はいない。 ある日の昼休み。 ・

「当初の計画が頓挫し、窮地に陥る→しかしそんな中でも、①捨て鉢になることなく前向きで、②協力者を慮った現実的な代替案を考え、③すぐさま実行に移す」というシーンを描く ~特撮ドラマ「ウルトラマンブレーザー」の場合

◆概要【「当初の計画が頓挫し、窮地に陥る→しかしそんな中でも、①捨て鉢になることなく前向きで、②協力者を慮った現実的な代替案を考え、③すぐさま実行に移す」というシーンを描く】は「読者・鑑賞者に好かれるキャラ、共感されるキャラ、応援されるキャラ」を作るためのアイデア。 ◆事例研究◇事例:特撮ドラマ「ウルトラマンブレーザー」(第1話) ▶1 本作の主人公は、ゲント(男性30歳)。 彼は、地球防衛隊の「第一特殊機動団」の隊長である。部下を率いて、日夜怪獣と戦っている。