MUJIxUR があまり見せない部分
MUJIxUR。Webサイト見てたら、MUJIファンでなくとも住みたくなるような部屋を「これでもか!」というくらい見せてくれますよね。
「白」を基調にコーディネートされ、団地ならではの「光」がふんだんに入ってくる間取りはMUJIのコンセプトにぴったり。団地ってこんなに広かったっけ?と思わせるリノベーションはホントにスゴイです。
しかし、MUJIxURのWebサイトで、あまり見かけることのない場所があります。それがズバリ「お風呂」です!
だいたい、築古団地の風呂場ってこんな感じです。上の写真はまだ浴室内にバランス釜といわれる、いわゆる湯沸かし器がないので大きめの浴槽が入ってますが、バランス釜が入っていると下の写真のようになります。
これでも壁にパネルを貼るリフォームをされててキレイな方なんですが、浴槽の狭さにはびっくりしますよね?
一番目の浴室をリフォームしたものがこの写真なのですが、ここまでキレイにするのに一体いくらくらい掛かると思います?少なくとも50万円は掛かっているはずで、給湯器も替えたり防水層もやり替えたとしたら80〜100万円近く掛かっていると思います。そう、そこまでお金を掛けてもこの程度なんです。浴室リフォームは本当にお金が掛かります。
団地のお風呂ってユニットバスが入らないことがほとんどなので、従来工法と呼ばれるタイルを貼り替えたりするようなリフォームしかできなくて、レトロな雰囲気を楽しむような方向でリフォームしたくとも、やはり女性には受け入れがたい仕上がりにしかならないことが多いんですよね。
私は思い切って浴槽をあきらめてシャワールームにしちゃったのですが、冬場をはじめ、ゆっくり浴槽に浸かりたいときってありますよね?
このお風呂は私が見た中で一番ド肝を抜かれたお風呂リフォームなのですが、なんと団地の風呂場なのです。
洗面室も広く取られていて、一目見て「これは住みたい!」と思いましたね。これができる間取りの団地ってとても希で、URの物件でこの選択ができる間取りの物件はまずないのではないでしょうか。
さて。MUJIxURの物件でも築50年程度の物件、簡単にいうとエレベーターのない5階建とかの物件のお風呂はまず従来工法と思って間違いなくて、この年代の物件はあまりお風呂の写真がありません。一部の物件の写真を見る限り、めっちゃ上から目線ですが、従来工法の割にはMUJIらしさを出しつつキレイにまとめてあるなぁという印象です。
翻ってご自身で物件を取得されリフォームする場合ですが、水回りにどれだけ予算を割けますか?団地の水回りなんて少し弄っただけで100万円なんてスグ飛んでいきます。毎日の疲れを取ってくれる場所でもあるので清潔さと快適さが求められますが、快適度は費用に直結します。
団地に住みたい!という方に私がUR、特にMUJIxURに賃貸での入居をオススメしたいのがこの部分で、特に築40〜50年の物件にどれだけお金を掛けるんですか?何年住まうおつもりですか?ということを強く思います。
もちろん、ご自分でリフォームプランを練って、DIYできる部分はDIYして、という楽しみもあるのは十分に分かりますが、MUJIxURのWebサイトでもあまり紹介されないくらいにお風呂リフォームって後回しにされる感があるのです。
団地をリフォームするつもりでのご購入を検討されている方に、老婆心から、
ちょっと上から目線で書いてみました。
MUJIxURの物件って、結構おカネ掛かってると思いますよ。
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