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#ポエム

星のようなあなた

星のようなあなた

星のようなあなた

めずらしいあなた

あなたを見ると

わたしは夜空の星を思い出す

あなたはキラキラしていて

でもどこか孤独だ

きらめきの影に

悲しみがひそんでいませんように

だってわたしはあなたに触れることができないのだから

散歩道

散歩道

あなたと二人で歩く散歩道

ピンク色の夕日

顔を出したばかりの月

そよそよと木々をゆらす風

手をつないで歩く老夫婦

おなかをすかせて家路を急ぐ子どもたち

道ばたでくつろぐ猫

見えるもの

聞こえるもの

触れるもの

そのすべてが

しあわせだ

秋の予感

秋の予感

むかし むかし

金色に輝くいちょうのじゅうたんを歩きながら

あなたは大きく大きく秋の空気をのみこんだ

”秋って好きだな

一番好きだな”

そう言って嬉しそうに空を見上げた

気持ちの良い風が

わたしの頰をなで

予感を運ぶ

ああ

10年後も20年後も

あなたが秋を迎える姿を

わたしは近くで眺めているかもしれないと

そして今年もまた

あなたの好きな秋がきた

わたしは今も

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雨

雨が好きだ

しとしと降る雨

心にすんすんと染みわたる

昨日あった嫌なことも

恥ずかしかったことも

慰めてくれる

優しく洗ってくれる

だから明日晴れても

また元気に始められる

あなたへ

あなたへ

あなたと一緒になってから
37年が経ったね

でもわたしは
あなたのことがまだよくわかっていない

一番わかっているようで
わかっていない

あなたが生まれてきた理由も

あなたがやりたいことも

今の人生を本当にあなたが望んでいるのかも

あなたが好きな人も

あなたが嫌いな人も

わからない

何がしたいの?

何が好きなの?

誰が好きなの?

と聞いても

あなたは答えない

いつかあなた

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夜中に目が覚めた

カーテンのすきまから
月がのぼるのが見えた

しんとした寝室で
そっと

輝く月を眺める

あなたも一人なのね

私も一人なのよ

みんな一人なんだ

異国の夜

別れてからどれぐらいの月日が経ったかしら

なまあたたかい風が吹く夕方は
あなたのことを思い出します

慣れない異国の地で
わたしの理解者は
たった一人あなただけでした

あなたに会うのは
いつも夜空の下だったね

夜のプールで
抱き合ってキスをした
甘い時間

夜市の中
わたしの前を歩いて進むあなたの背中を
必死で追いかけた夜

会えない日は眠れなくて
夜中に何度も携帯を見て
むなしくなりました

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