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「100年ドラえもん」の公式noteを始めます!

はじめまして!
小学館・ドラえもんルームです。

ドラえもんルームとは、小学館の『ドラえもん』に関連したコミックス・書籍の編集を中心に、『ドラえもん』に関連した様々な仕事を行う部署です。
今、インターネットやテレビでも話題騒然の出版企画、「100年ドラえもん」の編集も、ドラえもんルームで進めています。


今年で『ドラえもん』は50周年!

藤子・F・不二雄先生(以下、F先生)がまんが『ドラえもん』の連載をスタートしたのは、今から50年前のこと。
「小学一年生」1970年1月号を始めとする、6つの雑誌で一斉に連載が始まりました。

異なる6つの第1話

掲載誌は幼児向け雑誌である「よいこ」「幼稚園」の2誌、そして通称「学年誌」と呼ばれる「小学一年生」~「小学四年生」の4誌の合計6誌で、異なる『ドラえもん』が描かれました。
当時、連載で読んでいた子どもたちには、学年が違えば、きっと、それぞれの「私のドラえもん」がいたことでしょう。

2019年11月に、50周年記念として出版した『ドラえもん』0巻は、この6つの雑誌に掲載された、6種類の第1話を収録したものでした。

ドラえもん 0巻(帯あり)

6つの雑誌で異なるお話の『ドラえもん』が並行して描かれていたという事実は、意外と知られておらず、驚かれた方も多いようです。
ちなみに、『ドラえもん』0巻は、早くも60万部を突破しています。作品が持つ力を、私たちも強く感じました。


100年後の未来に向けて、「100年ドラえもん」を制作中!

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今、ドラえもんルームでは、この50周年記念出版の最大の目玉企画として、てんとう虫コミックス『ドラえもん』豪華愛蔵版 全45巻セット「100年ドラえもん」という一大プロジェクトに取り組み、日々、編集作業を進めています。

てんとう虫コミックス『ドラえもん』全45巻は、藤子・F・不二雄先生がご自身で作品を選び、掲載順を決め、原稿に加筆修正もなされた、言わば「著者本人によるベストセレクション」です。

数ある『ドラえもん』の単行本の中でも決定版とも言える、このてんとう虫コミックス版を、
100年後、ドラえもんが誕生する22世紀の未来にも届けられるような、
長期保存を意識した究極の豪華愛蔵版としてつくる、
それが「100年ドラえもん」です。

コンセプトは、
『いま持てる最高の技術と、最大の想像力を駆使し、
てんとう虫コミックス『ドラえもん』を22世紀に届けたい…!』
です。

「100年ドラえもん」には、
ドラえもんが誕生する、2112年の未来まで、
継続的な読書と保存に耐えうるような、
様々な工夫を施しています。

「100年ドラえもん」に関する情報は、公式サイト公式Twitter
でも紹介していますが、このnoteでは、一つ一つの仕様へのこだわりを更に詳しく、写真や動画、インタビューなどを通じて、丁寧に紹介して参ります。


この公式noteでお届けする内容

『ドラえもん』にたくさんの影響を受けた方、
『ドラえもん』を見るとつい笑顔になっちゃう方、
毎週のテレビ放送を楽しみにされている方、
毎年『映画ドラえもん』を観に劇場行かれている方、
家の中のふとした場所に『ドラえもん』グッズがある方、
子どものときに読んでいた『ドラえもん』をご自身のお子さんと一緒に読まれている方をはじめ、
『ドラえもん』に愛着があるすべての方へ、
「100年ドラえもん」の細部にわたる、
ドラえもんルームの本気のこだわりを、

このnoteを通じてご紹介していきます。

そして「100年ドラえもん」のトピックだけではなく、『ドラえもん』の作品の魅力や、ちょっとしたトリビア、生みの親である藤子・F・不二雄先生についても、しっかりと紹介したいと考えています。

毎回ちょっとした驚きをお届けし、「100年ドラえもん」に親しみを持っていただける、そんなnoteにできたらと思っています。
どうぞお楽しみに!

2020年6月10日
ドラえもんルーム

©藤子プロ・小学館