第2回 100分de読書会 開催レポート

こんにちは、100分de読書会運営の柚淡です。
この記事は以下のGoogle blogの改訂版です。

これは第2回 11月29日 縛りなし回の開催レポートです。

この回では6名の方に参加して頂きました。以下では
 ・名前(HN)
 ・書籍名/作者
 ・あらすじ、内容、感想など
の順に書き表しています。


1.岩本直也さん
具体と抽象/細谷功

抽象的な考え方こそ大切だよね。
映画化すると、具体的過ぎてどうなの? 小説なら抽象的に考えられて想像できる。
100ページとちょっとと読みやすい量で、地頭力を鍛えられる。
抽象化して物事を考えることってムズカシイ(byすやすや氏)
これを読んだからってわかるようになるものではなくて、大切だよ!!の強調をする。
学校の勉強とかは具体的に見えすぎて、使えない。

2.研鑽さん
100de名著「司馬遼太郎」

司馬遼太郎「16の話」21世紀に生きるきみたちへ、洪庵のたいまつ
この人が実際に体験したことを、その時代のひとに投影して、書かれている。いろんな本がある中で、ずっと消えずになくならないもの50年近く光を放ち続けている。素敵。
学びになる部分。過去をみることで未来をみる。
一つの集団があったときに、その空気を崩すことが出来なくなったときに様々な問題が起きる。

3.村井さん
息吹/テッドチャン

短編集。哲学的。
ヒューゴー賞など、とっている
最先端の技術を文章化するアーティスト
これをつかうと、こういうことも出来ちゃう……。
現実に本当におこりそうで本当に怖い
「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」アバターとか
就職したり生活したり。

あなたの人生の物語/デッドチャン

転職したい飼育員かな(30)
デジタルの方にヘッドハンティング。
「ある仮想空間を作ってそこにデジタル生物を放つから、人間と会話できるように飼育してほしい。」というビジネス。そこでの複製は一体一体の価値が下がるものなので、虐待を人間にさせる。そしてそとに取り出す。
他の会社も同様なことをし始めると、会社が潰れていく。
じゃあそこにいた動物たちはどうなるの?

4.れとさん
家庭教室/伊東 歌詞太郎

短編の集まり
家庭教師としてお世話になった。出会う子どもたちが問題(友達関係とか)を抱えている。まったく勉強をしない子ども。
法律などいろんな問題がからまって読み応えがある。
受験について書かれた話が、こどもの残酷さがすごく考えさせられた。

5.すやすやさん
竹取物語/星新一

古典が好きかつ星新一がやってるっていうのが気になった。
日本最古のSFを現代のSF作家が書く。
訳しかた。感想文みたいな部分がはいってくる。
語源となるような部分を。
 耐えがたい→竜の首にある玉をもってくる。
 食べがたい。→耐えがたい
和歌も省略することなくやっている。

6.淡々とつぶやくさん
虐殺器官,ハーモニー/伊藤計劃

SFもの。9.11のようなテロの悲劇が繰り返されないように監視しはじめる。でも内戦や虐殺はとまらない。暗殺担当がジョンポールという虐殺が怒る場所に現れる人物を追ってプラハへ。
現代的で考えさせられる話。ジョンポールの知的で哲学的なことばのやりとり。この後の時代にあたるハーモニでは、マイクロチップを血液に流して感情までわかっちゃう。


以上、運営メンバーを除き6冊の紹介でした。

最後に、第2回の活動tweetを掲載して終わります。


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