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ドライフルーツ、封印

2023.02.01
○苺の季節でどこに行っても苺の加工品やら何かがあって、苺好きにはたまらない季節ではある。自分がいつからそんなに苺好きになったかはわからないが、この冬は特にはまっている。先週末は栃木の鬼怒川方面に行ったから、その際に苺のドライフルーツを買ってみた。おそらくは「とちおとめ」。
●手に取ってみると水分がまったくないので発泡スチロールの緩衝材のように軽い。
 そのまま口に入れると最初は何も味はしないが、噛むとシャキッと音がする。苺には口の中の水分が一気に流れ込む。水分が含まれると同時に封印されていた酸味が口の中に広がる。口内から唾液が奪われて、酸味と甘みになって帰ってくる。

◎そうやって閉じ込められていたものが一気に溢れ出す時がある。何気ない会話から今日もそれがあった。今日から2月ということもあった。あの頃仲の良かった人たちは今も元気にやっているだろうか。誰かと関わるということは、その人が自分の中で生きるということでもある。


○ことビジネスにおいてはそのあたりはある程度ドライにやっていかないといけない。そのバランスもうまく取れるようになってきたようにはおもう。

■この苺のドライフルーツの封印シールは表の商品ラベルも兼ねていて、黒のマットな上質紙にツヤの黒インキを重ねている。ミシン目が奥と手前にあって全体を剥がさずとも封印シールを剥がせるようになっている設計。
 こういう品はあるけど目立たないラベルデザインは、やろうと思いついても実際にはなかなか手を出せないことが多い。ラベル単体でのデザインではなく、蓋やガラス瓶の形状すべてと連動したデザインになっている。品のあるラベルにはある種の冒険がある。それを見つけるのもまた楽しい。

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