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百年の13年

百年が13周年を迎えた。
というわけでちょっとだけこの13年を振り返りたい。

百年は2006年8月4日に開店した。

それまでなんとなく新刊書店で働いていた。
2005年、大好きだったsupercarというバンドが解散した。僕は26歳だった。
そのとき悟った。これでモラトリアムが終ったと。
30歳も見えはじめていた。
焦った。どうしようか。
特段誰かより秀でた才能はないし技術・技能もない。

なんとなく働いていたとはいえ本屋は好きだった。
比較的好きにやらせていただいていたのだけど不満はあった。
本屋と読者と著者をつなぐ場所がなかったことだ。
つまり本屋はただ本を売る場所であって、文化的な場所ではぜんぜんなかった。
いまはそうした場所がスタンダードになったけど、当時は皆無に近かった。
もちろんサイン会みたいなものはあったけど、それじゃないんだいまは!を現場で感じていた。
よし僕がその場所をつくろう!

まだ百年という名前も考えていなかった。

次回へつづく。
※写真は百年になるまえの2階の外観。

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