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楽しく学ぶ!乳幼児のママのための防災講座 参加レポート!

みなさま、こんにちわ!
年末年始が着々と近づいていますね。
我が家では小学1年生の息子が初めてサンタさんに手紙を書きました。
そして、サンタさんと両親それぞれからクリスマスプレゼントを貰おうとしていることが判明しました…!
必死に諭してなんとかサンタさんと両親の想いが詰まったプレゼントを一つ…。
という形に収まりました。
早めに気が付いてよかったと安心した今日この頃です。

今回は、「乳幼児のママ向け防災講座」の参加レポートをお届けします!

講座概要

 2021年11月28日(日)13:30~15:00
楽しく学ぶ!乳幼児のママのための防災講座
~災害からお子さんを守るためにできること!~
(オンライン講座)
講師:安藤りすさん

乳幼児にはどんな備えをしたらいいのか…?
避難をするタイミングは…?
災害時、ママのリアルな声は…?

乳幼児を抱えるママさんやご家族の素朴な疑問を解消出来る、オンライン講座です。
講師を務めるのはアウトドア防災ガイドの安藤りすさん。
お子さんを出産された際、阪神淡路大震災の経験とアウトドアのスキルを伝えたことから、赤ちゃん防災の提案を始められました。
現在は各種媒体で記事や連載を執筆、ラジオを通して防災についての情報を発信されていたりと、幅広く活躍されています。

今回、葛飾区危機管理課が主催してのオンライン講座でしたが、30名程度参加されていました。
オンラインなので、お子さんの面倒を見ながら自宅で受講できるのが嬉しいですね。

講座日前に届いたもの

 講座を申し込んだ数日後、葛飾区より郵送物が届きました。
開封してみると…

【note13】①届いた荷物

防災に関する資料のほか、自身の住んでいる地域の防災マップ、5年後まで備蓄しておけるおかゆや、携帯トイレなど、備えに必要なものがたくさん詰め込まれていました!
特に長期間保管しておけるおかゆは頂けてとても嬉しかったです。
早速我が家の備蓄セットの中に仲間入りさせました!

備蓄品をチェック!衣類や備蓄品のワンポイントアドバイス

 今回の講座は限られた時間の中で、ポイントを絞り、すぐに実践出来ることを紹介してくれました!
最初は「備蓄品」。
今備えている備蓄品は子どもにとって本当に使えるものなのか、避難所でも使いやすいものなのか、見直してほしいという話がありました。

一般的に推奨されている備蓄品でも、乳幼児使うのに適しているのか。
また、避難グッズの量は適切なのか見直してみましょうとのことでした。

例えば、「エマージェンシーシート」。
保温性のあるシートで、薄いのに防寒できる便利グッズです。
今は100円ショップなどでも多く取り扱っており、簡単に手に入る備蓄品です。
しかし、乳幼児には危険な一面もあることはご存じでしたでしょうか?
寝ている子に使うと口がふさがって窒息してしまう場合もあるので、使う際には注意が必要です。

また、実際に避難所ではガサガサと音が気になり、遠慮して使えなかった人も多くいたようです。
100円以上しますが、音がなりにくいエマージェンシーシートも発売されているので、気になる方はネット等で調べてみて下さいね!

エマージェンシーシートも含め、自宅に備えてある備蓄品は乳幼児や一緒に住んでいるご家族が使いやすいものなのか…という目線で見直してみることをお勧めします!
物によっては、普段使い慣れている物を備蓄しておく方が安心出来る場合もありますよね。
一般的に推奨されているものでも、家族の目線で必要な備蓄品なのか考えるのってとても大切なんだなと、改めて思いました!

 そして、もう一点備蓄を含め見直してほしいのが「衣類」!
大切なのは「いつも使っている物が災害時にも役に立つ」ということ。
普段から使用している物を少し工夫するだけで、災害時にも有効に使えるようになります。

 例えば、今の時期のように寒さが厳しい季節。
寒さ対策用の洋服を来ていれば、余分な洋服を持ち歩かなくてすみます。
また、少ない枚数で身体を守ることが出来ます。

寒さから身を守るには「水・風・空気」のコントロールが大切だそうです。
まず、水に濡れないことで、低体温症を防ぐことが出来ます。
風から身を守り、ピッタリめの洋服で空気籠るようにすることで熱が外に逃げにくくなるそうです。

普段から身に着ける洋服を防寒用にするだけで、万が一災害が起きた時でも寒さからある程度は身を守ることができます。

寒さ対策・暑さ対策に便利なのがアウトドア用品だそうです!
アウトドアグッズの専門店では、暑さ寒さから身を守れるよう開発されたウエアが多く取り揃えられています。
日用品のお店だけではなく、是非こうしたアウトドアグッズのお店もチェックしてみて下さいね♪

【note13】アウトドア

簡易トイレのワークショップ

 講座の最後は簡易トイレのワークショップが行われました。
講座を申し込んだ際に葛飾区から送付された資料の中に、「災害用携帯トイレ」が2点入っていました。
1つは今回の講座で実際に使うために同梱されたものでした。
袋を開けてみるとこのような内容でした!

【note13】②簡易トイレの中身

説明書・凝固剤・袋の3点セット!
今回はこれに色のついた液体を使って実際に試してみました!
簡易トイレは今や100円均一のお店でも簡単に購入することができますが、実際使ってみないと感覚等はわからないものです。
特に有事の際は、備蓄しておいても使い勝手が分からないと、焦ったり不安になったりするかと思います。
どんな形でも、何でもない時に一度試しておくと自信がつきます!

今回私は凝固剤を固めるために、コーヒーを用意しました!
醤油など、一部固まりにくい素材はあるそうですが、においがある食べ物や飲み物がお勧めだそうです。
凝固剤と袋がどれだけにおいを吸収してくれるか分かりやすくなると思います!

【note13】③簡易トイレ説明

中にはイラスト付きで使用方法が書いてるので、安心です!
使用方法に沿って、袋に液体を入れた後、凝固剤を振りかけます。
すると、あっという間にゲル状に固まっていきました!
固まるまでの時間が思った以上に早くてびっくりしました。

 そして最後は口を縛ります。
ここでのコツは「空気をしっかりぬく」こと。
これだけでニオイの漏れが大きく変わってくるそうです。

【note13】④簡易トイレ使用後

アドバイスのとおり、しっかり空気をぬいて縛りました。
袋の外から嗅いでみましたが、近くでクンクンして、コーヒーの香りは少しする程度だなと感じました。
少し距離を取るとニオイは気になりませんでした。

セットの袋だけでもしっかり縛ればニオイを大分おさえることができますが、さらに「赤ちゃん用オムツ袋」もにおいを吸収してくれるので、二重にしておくとさらに安心です。
「オムツを卒業しちゃったけど、オムツ袋余ったなぁ…」
というそこのママさん!
簡易トイレとセットで備蓄用に回してみてはいかがでしょうか?

在宅避難の場合、重要になるのが「排泄物の管理」だそうです。
どれだけ備蓄をしっかりしていても、住める環境にあっても、排泄物がたまっていくと当然ニオイは日に日に増してきて、在宅での避難生活が難しくなってしまいます。
在宅避難中、しっかりと排泄物などのニオイを抑えることができれば、普段通りに近い生活を災害時でも送ることが可能になります。

今回のように、講座の中で簡易トイレを試しに使える機会を作って頂いて本当にありがたいなと思いました。
私は改めて、息子と試してみようと思いました!
皆さんも是非一度ご家族で簡易トイレを試しに使ってみて下さいね。
新しい発見があるかもしれません。

講座を受講した感想

 忙しいママさんに配慮されて、1時間半というコンパクトな防災講座でした!
これくらいの時間なら…と気軽な気持ちで参加できた方も多かったんじゃないかなと思います。
講座の内容も、とても身近で今すぐにでも試してみたい内容がたくさんありました。
特にアウトドアグッズは防災グッズとして活用できること、日用品や洋服を工夫することで備えを常に持ち歩いている状態に出来ることを学びました。
インドア派な人間ですが、早速アウトドアグッズのコーナーを見てみたいなと思いました!

乳幼児に限らず、高齢者や持病をお持ちの方など、災害時、普段以上に気を配らなくてはいけない方が身内にいる方が今一度、災害が発生した時を「想像」して必要な備蓄品を見直してみてほしいなと思います。

(執筆:山岸朋子)

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