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朝ドラから学ぶ共助の大切さ

 みなさん、こんにちは!
秋らしい爽やかな空気になってきましたね。
日に日に夜の時間が長くなっているのも肌で感じるようになりました。

 みなさんは、秋の夜長をどのようにすごされていますか?
私は録画しておいた朝ドラを見るのにハマっています!
15分のドラマなので、毎日夜の楽しみにしています。

 現在放送されているのは「おかえりモネ」。
まもなくクライマックスを迎えるので、少しさみしさも感じますが、
半年間色んなことを感じながら楽しく視聴していました。

 今回は「おかえりモネ」から感じた防災や共助についてお話ししようと思います。

おかえりモネとは…?

 気仙沼湾の島で生まれ育った主人公の永浦百音(通称モネ)が、気象予報士という職業に出会い、天気を通じて色んな人と出会い、成長し、生まれ育った故郷の人々の力になるために奮闘する物語です。

 と、一言でまとめましたが、本当はすべてを語りたいほど、おかえりモネが大好きです。
ドラマによくある波乱万丈で劇的なストーリーではなく、ほとんど波風がたたず、穏やかに進んでいく普通の日常を感じられる物語です。
 主人公だけではなく、周りの人たちの気持ちも一人一人丁寧に描かれており、登場人物たちの想いがじんわりと観ている人の心に届く、「沁みる」ドラマだなと感じます。

 そしてこの作品は、主人公の故郷が仙台市気仙沼ということもあり、東日本大震災が大きく関わってきます。
登場人物の多くが被災し、それぞれが心に傷を抱えながらも、日々を生きています。

 主人公モネだけではなく、周りの人たちの心の葛藤、気象予報士と防災との関わりなど、色んな人の色んな想いが丁寧に表現されています。

 この作品は様々な角度から「防災」について語ることが出来ますが、今回は「共助」をピックアップします。

【note8】天気予報のお姉さん

おかえりモネを観て感じた共助の大切さ

 私が「おかえりモネ」を見ていて、「共助って大切なんだな」「共助っていいな」と深く感じるシーンがありました。

 物語の中盤、舞台は2019年。
東京で気象予報士として順調に実績を積んでいるモネ。
ある日、台風12号が勢力を増して日本列島に近づいていることが分かりました。
台風は過去に例のない勢力で、日本列島に上陸する見込みがある大変危険なものでした。

モネが携わっているTV局の気象報道班では、視聴者に台風が来る前からあらかじめ備えて
もらえるよう、伝え方を模索しながらも、確実に近づいてくる大型台風の状況を報道し続けました。

 一方、モネの下宿先の銭湯には、TVで台風の危険性を知った近所の人が訪れ、台風が過ぎ去るまで一晩をみんなで過ごしていました。
その後台風のピークが過ぎ去り、モネ達も安堵の表情を浮かべる…
というストーリーでした。

 2019年といえば、今の私たちにとっても記憶がまだまだ新しい年です。
2019年は現実の世界でも大型台風13号が全国各地に大きな被害をもたらしました。
台風に備えようと、カップ麺やレトルト食品、養生テープやビニールシートなどが品薄になったことが報道されていたのも記憶に新しいかと思います。

 私が「共助って大切だな」と改めて思ったのは、銭湯に近所の人が訪れたシーンでした。
近所の人たちが銭湯を頼れるというのは、普段から信頼関係があるからこそ。
この下町らしい人情味あふれる温かい関係性が、いざという時に安心を与えてくれるんだと、見てて思いました。

 これこそ昔ながらの「共助」であり、観ている私はこういう関係性がとてもうらやましいなと思いました。
 お醤油を借り合うようなご近所付き合いは昨今少なくなってきています。
考え方、感じ方は人それぞれなので、全てにおいて理解し合うのは難しいと思いますが、気持ち的な面で、いざという時少しでも安心出来るのはやっぱり「知った顔」なんじゃないかなと私は思います。

 2019年の台風13号の情報で私は「自助」をすることで精一杯でした。
台風が実際に来た時、マンションの自室で近所のママ友さんと避難所や台風の情報をLINEでやり取りしていました。
その時、誰かと繋がっていられることがこんなに安心出来るんだなと感じたことを思い出しました。


 「防災」「自助」「共助」などと聞くと、難しそう・何をしたらいいのか分からない。
という方も多いかと思います。
でもそれらは全部日常生活に隠れていると思います。

近所の人と挨拶をする。
子どもから避難訓練の話を聞いた。
多めにレトルト食品を買ってきた。

これだけでも十分「防災・自助・共助」に繋がっています。

 私自身、正直に言うと独身時代はご近所付き合いなんてない方が楽だと思っていました。
しかし、子どもがいる現在、ママ友と気兼ねなくLINEで小学校のことを聞き合ったり、直接あった時に挨拶を交わしたり、自然に付き合いが生まれてくるようになりました。
そして改めて思うと、誰かと繋がっていられるということはとても安心出来るし、何より楽しいなと身をもって実感しました。


 ドラマは観ている人それぞれで受け止め方、考え方が全く違います。
私はおかえりモネから防災や気象を含め、色んなことを吸収し、考えるきっかけをもらいました。
秋の夜長、みなさんも是非色んな物から色んなことをインプットして素敵な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?

執筆:山岸朋子

【note8】あいさつ


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