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かつしか防災展&ロープのワークショップを体験してきました!


 みなさま、こんにちは!
世間はすっかり春休みムードですね。
息子も最初の小学校生活を無事に終え、2年生に進級します。
新年度に向けてバタバタと準備をしている今日この頃です。
また私自身も来年度はPTAの学年委員を務めることになり、すでにドキドキしております。

 さて今回は弊社・百年防災社が主催した、防災展とワークショップの内容をお届けします!
息子と一緒に親子で体験し、防災ついて考え、学んできました!

かつしか防災展の概要

開催日:2022年3月2日(水)~31日(木)
場所:亀有リリオ7F 絵と言葉のライブラリー ミッカ前通路
主催:絵と言葉のライブラリー ミッカ/株式会社百年防災社

絵と言葉のライブラリー ミッカとは…?

 ミッカは、子どものための小さな図書館です。
絵本、図鑑、マンガ、写真集、作品集など、 絵と言葉にこだわった約3,000冊の本を楽しむことのできる施設で、固定概念に囚われないイベントやワークショップなども開催しています。
「いっちょやってミッカ」「面白いことミッカった」
そう感じてもらえる図書館を目指して「ミッカ」と名付けられたそうです。

防災ワークショップ

 防災ワークショップが開催されたのは3月6日(日)。
午前と午後の2回、完全予約制で開催されました。
「はじめてのロープワークを体験しよう」というテーマで、ロープの結び方や活用方法、ライフジャケットや救命浮き輪に直接触れる内容でした!

講師は国土地図株式会社代表取締役の稲垣秀夫氏。
葛飾区の水害ハザードマップ作製にも携わっている稲垣さんは、ヨット歴50年以上!
海との付き合い方をよくご存じです。
その経験と携わってきた仕事から、様々な被災地に寄り添ってこられました。
その稲垣さんの言葉は一つ一つが重く感じました。

「備えたけど役に立たなかった」

結果的にそういわれるのが一番良いこと。
稲垣さんがワークショップの冒頭で仰った言葉がとても印象に残りました。
確かにその通りです。
震災が来ないで、平和に日常を過ごせるのが一番なんですから。
しかし、いくら願っても震災はいつ訪れるか分かりません。
命を守るために、備えておくことは大切だと優しく話してくださいました。

●ロープの種類について
 ワークショップで、まず始めに教わったのがロープの種類でした。
ロープに浮く・沈む、太い・細いなど、様々なタイプがあるのだと初めて知りました。
水害の備えには「細くて浮く」タイプがお勧めだと勉強しました。
ロープの種類も様々で用途に合わせて作られています。
登山用と呼ばれるものは重たくて沈みにくいので、水害時の救助用には適さないそうです。
備蓄品を購入するときは、災害時のことを「想像」して自分や住んでいる地域に適しているか考える必要があるのだなと感じました。

●ロープワークについて
 そしてロープワークでは、実際に水害時に遭遇した時のために、ロープを使って様々な結び方の練習を試してみました。
 学んだ結び方は、ボーラインノット(もやい結び)と、クラブヒッチ(巻き結び)です。
例えば、水害時に、ライフジャケットを着用し、保護者自身とロープをボーラインノットで結び、親と子のロープをクラブヒッチで繋いでおくことで、家族同士は離れずに、浮いていることができます。
展示会場にも展示してありますので、ぜひ見てみてください。

【note19】写真②

どの結び方も「しっかり縛れて、簡単にほどけるもの」でした。
しかし、目の前で見本を見ても、図解を見ても、簡単にはいきませんでした…
稲垣先生も最初から簡単には出来ないよと笑顔で仰っていました。
YouTubeなどでも手軽に結び方を学べるので、根気よく学んでみてほしいと教えて下さいました。
下記のサイトからもロープワークの動画がありますので、見てみてください!
https://www.bgf.or.jp/lesson/rope/

 一方子どもたちは、救命浮き輪を遠くに投げる練習をしていました。
輪投げ感覚だったのか、順番待ちをするほど皆楽しんでいました!
使う機会がないことを願いますが、こういったものに触れて覚えておくというのも大切なんだろうなと思いました。

【note19】写真①

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※写真は、身体にボーラインノットでロープを結んでいる様子です。

防災展 3月31日まで開催中!

 ミッカ内でワークショップを体験した帰りに、防災展を見学してきました!
こちらはミッカ外にある展示スペースなので、リリオ亀有に立ち寄ったついでに見ることができます。
 展示スペースでは防災備蓄品の本物が展示してあるので、写真より大きさや質感が分かりやすくなっています。
また展示だけではなく、手回し懐中電灯や折りたたみヘルメットなど、実際に触って体験できるものもあります!
親子で体験しながら備えについて一緒に考えられると思います。

 息子も展示スペースに入ってすぐにあった子供用の折りたたみヘルメットに興味を持ち、早速かぶっていました!
そして防災食の展示では「この味が美味しそう!!」と気になる商品を教えてくれたので、帰宅してからインターネットで防災食を色々見て、いくつか買って備蓄用にしました。

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【note19】写真③

親子でワークショップと展示を見て感じたこと

 ロープやライフジャケット、救助用の浮き輪など、私自身も初めて触れたり学んだりするものばかりでとても新鮮でした。
息子も私同様、初めて触れるものばかりでとても楽しかったようで、終始はしゃぎっぱなしでした。
 「防災」「災害」について頑張らなくちゃ!勉強しなくちゃ!と構えて挑むと疲れてしまいますが、親子で楽しんだ結果、備えや災害について学ぶことに繋がれば小さな一歩になるのかなと思いました。
それが積み重なって、防災の礎になり、備える事・災害に向かうことが当たり前になってくれたら嬉しいなと、息子が純粋に楽しむ様子を見ていて感じました。

ご挨拶

 ここまでお読み頂きありがとうございました。
今回の更新で私の記事は最後になります。
昨年の夏より、百年防災社のnoteで様々な記事を書かせて頂きました。
文字に書き起こして一つにまとめ上げることは、とても大変な作業でしたが、防災についてじっくり向き合うことが出来るとても貴重な時間でした。
 これからも災害や備えについて学びながら、地域に根付いて私自身も備えの大切さを広めていけたらと思っています。
今までありがとうございました!!

【note19】バイバイ

(執筆:山岸朋子)

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