備忘録 ヒロシマ

修学旅行生と外国人観光客でごった返していた。

原爆については、小学校の歴史の授業でビデオや写真を見た程度だった。長崎の子は平和学習で学生時代に二度、原爆ドームを訪れているらしい。とても大事なことだ。

夏休みの登校日も｢8.6｣｢8.9｣だそう。今年5月、G7広島サミットが行われた場所を歩いた。外国の方が平和記念公園に足を運び、平和を願い鐘を鳴らす姿に何だかジンときた。すごいなぁ、わたしはこの歳になってこの地を踏んでようやく思いを馳せられた。

久しぶりに鶴を折った。緑が綺麗な街だった。広島湾が美しかった。空が青いのも、風が心地よいのも、大好きな人と笑い合えるのも、全部幸せでありがたいなと思った。明日からも大事に生きよう。

ピンと来なかった数字「2045」は戦後100年という意味だった。素通りしてしまわず、忘れることがないように。より良い未来をつくるため、心に刻まねば。

久しぶりのフィルムカメラ。じっくりと丁寧にシャッターを切りたい瞬間に出会い、向き合って、尊さを捕らえられた気がする。いい時間だった