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シングルマザーのストーリー✨『世の中は不平等』


『この世は平等ではない』


生まれた時から、私達は平等ではない世界で生きています。

生まれる場所も環境も私達は選ぶことができません。

お金持ちの家に生まれる人もいれば、貧乏な家に生まれる人もいます。私達は生まれた時からすでに不平等の世界で生きています。


未成年の間はどうもがいたとしても、自分に与えられた環境の中で育っていかなければなりませんが、
成人した後の人生は全て自分の責任になります。


シングルマザーが自立していこうと思えば、実家が裕福ではない限り、実家の世話にもなれないので、周りの女性達以上に努力しなければ良い生活を手に入れることは困難です。


不公平だと嘆くシングルマザーの方がいるかもしれませんが、
これが事実です。


では、シングルマザーが金銭的に実家に頼らず生きていく選択として大きく分けると次の三つが考えられます。

★養ってもらえるような次の男性を探す。

★国の保護を受けて生活する。

★自立して生きていく。


私も離婚を突きつけられた時には、実家の援助もなく、自立もできていなかったので、私達家族三人を誰か面倒みてくれる人が欲しいと本気で思い、新しい恋の相手を探せば良いのかとも真剣に考えたこともありました。
土壇場になっても、自分自身で苦労せず、誰かに養ってもらいたいという願望があり、その時点でまだ依存体質が抜けていなかったのでしょう。


でも、実践はしませんでした。


今、話したようなことが時々脳裏を横切ってはいましたが、私にはそれ以上に強く思うことがあったからです。


哲学、宗教、スピリチュアルを信じていた私は、
『心も経済的にも自立ができない私を、きっと神様が自立出来るようにするためにこのような状況を創ったに違いない』

本気でそう考えました。


母親は、子供2人を抱えて途方に暮れる私に、「こんなことならなぜ遠くまではるばる嫁に来させたのか」と嘆き悲しんでいました。

今でもはっきり覚えているのですが、その母親に対して、「この先、何十年か後に必ず離婚して良かったと思えるようになるから大丈夫」と伝えたのを覚えています。
母親はもちろん「………」


シングルマザーになって、別れた夫からの養育費も慰謝料もいっさいなく家族三人が生きていくには、私が外で稼いで来なければ生活は成り立ちません。
国からの公的援助はいただきましたが、誰も私達家族にお金を持って来てくれる人はいません。

それがこの世の当たり前の事実です。


私は離婚をして初めて、自分の環境を受け入れ、生きていく覚悟がつきました。
脆弱な心を自分自身で鼓舞しながら、あえて人から見れば困難な道を選んで歩んできました。
険しい試練の道には忍耐や根性、勇気が必要です。
私はこの三つの言葉を自身の指針のようにして生きてきました。


今になって思うことは、実は険しく試練の道に見えるその道の方が自分自身を自立させる1番の近道だったことです。


人は得てして、手軽で手っ取り早い方法でお金を得るものを選びがちです。
もし、私が愛もなく、ただ誰でもいいから家族三人を養ってくれる人を探し求めて結婚していたなら、、。
また、仕事に対しても、お金になることならなんでもと職を選ばずに働いていたなら、、。

今の私とは真逆の人間になっていたかもしれません。


私が言えることは、
一見、困難に見える道が実は自分を成長させてくれる1番の近道であることをシングルマザーの人達には気づいて欲しいと思っています。


人間は生まれた時から不平等です。


周りの幸せそうに見えるご夫婦やご家族、女友達が羨ましく思い、それに嫉妬してもどうしようもないのです。


私達は自分の足で立って行かなければならないのです。


人生は短いようで長いです。


これから生きていくために、人を羨ましがって簡単にお金が手に入るような目先の欲に溺れてしまうことなく、自分の人生は誰かのせいではなく自分の責任であると腹をくくって下さい。


大人になったらどの道を選ぶのかはあなた自身の自由です。どの道を選んだとしても誰も何も言いません。
でもどうか魂までを汚さぬように。

どうぞ強い心を育て生きて下さい。


あなたに与えられた人生の試練を有難いと思って受け入れた時から、すべてが徐々に変化していきます。


『人間は生まれた時から不平等である』


不平等のその中で、自分の人生をどうぞ生き抜いて下さい✨

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