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おじさんの強み

50代のおじさんにも、何らかの強みがある。強みが機能し、職場がそれを認め、処遇に反映できる仕組みがあれば、おじさんに限らず、人はイキイキと働ける。

マイ・インターンという映画では、ロバート・デ・ニーロ演じるおじさんが、包容力のある人柄や人間関係を作る力を発揮して、職場に欠かせない人材となる。個人の悩みや深い問題まで解きほぐせる暖かみが、彼の強みである。

成果主義の組織においては、暖かい人柄によって妖精ポジションを得るだけでは無く、具体的なアウトプットもしくはそれを支えるプロセス実行力が求められる。数値で測れるアウトプットもあれば、実行スピード、特殊なスキルを要するプロセスそのものなど、アウトプットのスタイルは様々。

多くは経験と知識、磨かれた能力によって裏打ちされるもので、年齢による衰えを補っても、職場や同僚・上司に「価値がある」と思わせることができるかがポイント。それは部長や課長など「職位の経験」ではなく、その立場の中で「磨かれた何か」でによる。

50代が職位を手放した時に、個人の手元に残るものは何なのか。あるいは、職位を持たない50代であっても、自分の能力と使い方の客観的価値を正しく認識し、それを活かす機会を引き寄せる力があるかどうか。

これが、おじさんの強みになる。




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