Indie Worldで気になったもの。
11/10、新しいIndie Worldの動画が公開された。
Indie Worldとは、任天堂のインディー担当者さんがNintendo Switchで遊べるインディーゲームを紹介するというもの。たくさんあるインディーゲーの中から面白そうなものをいち早く知ることができるので、私は頻繁にチェックしている。
今日公開された動画を観ながら面白そうなものをメモしていたら、10タイトル以上になったのでどの辺が気になったのか、自分の備忘録も兼ねて書いておこうと思います。
◆Moncage -箱庭ノ夢-(配信中)
立方体のそれぞれの面に広がる世界を、角度を変えて別の面と組み合わせることで解いていくパズルゲーム。『Gorogoa』が好きな人には刺さりそう。
攻略サイトなんか見ずにチャレンジして、苦戦しながらも解けた時の脳汁がすごいことになりそうなので期待。
◆鳥類弁護士の事件簿(2022年12月15日配信)
動物だけの世界で、19世紀フランスを舞台にした法廷バトルアドベンチャー。「プレイヤーは、弁護士としての腕前は心もとないハヤブサのジェイジェイ・ファルコンとして、相棒のスパロウソンとともに裁判を戦い抜いていく。」ってところだけでも強く惹かれる何かがある。動画を観る限り、スパロウソンくんがわりとノリが良さそうでバディものとしても楽しめそう。
あと「19世紀のフランスで、鳥チョウ発止の法廷バトル!」というコピー、明らかに「丁々発止」(「激しく議論を戦わせるさま」)とかけてて一本取られた感じがある。
◆ハテナの塔 -The Tower of Children-(2023年1月19日発売)
戦闘システムがカードを使ったリアルタイムバトルで、カードの選び方やタイミングによって状況が変わっていくのが非常に面白そう。ローグライクなので時間が無限に溶けてしまうやつ。
そしてなんとキャラデザは、みんな大好き『ルリドラゴン』の作者、眞藤雅興先生!(連載前からプロジェクトに関わっていたらしい)
『ハテナの塔』は販売元が集英社ゲームスなんだけど、ジャンプラのキャラと共闘できる『キャプテン・ベルベット・メテオ ジャンプ+ 異世界の小冒険』とか宇佐崎しろ先生がキャラデザを担当した『SOULVARS』も気になる。集英社だからこそのゲームですね。
◆A Little to the Left(配信中)
ン"ネコチャン!ネコチャン!ネコチャンデテクルノ?!
引き出しの整理やら鍵の並べ替えやら、家の中のものを整理整頓していくいたって平和なパズルゲーム。75種類もパズルが収録されているので、1日1パズルでも2ヶ月ちょいくらいじっくり遊べそう。
◆A Space for the Unbound 心に咲く花(2023年1月19日発売)
90年代後半が舞台なので、たぶんセカイ系の雰囲気もあると思う。私はジュブナイル作品に30代になってもグッときてしまうタイプの人間なので、少年少女が不思議な力を手に成長していくストーリーとか絶対好きなやつ。
街並みとか教室を見る限り、ピクセルアートの描写も美しいし音楽も良さそう。人の心に入って現実にも反映される辺りは『ペルソナ5』みもあって素敵。
◆コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ(2023年春発売)
『コーヒートーク』の新作!!!!!
人間以外にもいろいろな種族が共存しているファンタジー世界のシアトルを舞台に、バリスタとしてお客さんと交流していく作品。2作目からはタイトルにもある通り、「赤いハイビスカス」と「青いバタフライピー」が素材に加わるのだとか。
1作目や『What Comes After』などを世に送り出したモハメド・ファーミ氏が2022年3月に亡くなったと聞いたときはショックだったので、リリースにつながって本当に良かった。
ちなみに1作目は11/21からいっせいトライアルで無料で遊べるらしいので、気になった方はぜひ。個人の所感だけど、周りのウェブライター、編集者でやってる人多い気がする。
◆GOODBYE WORLD(2022年11月17日配信)
インディーゲームを作る若き二人の物語。ゲーム内ゲームと日常パートを交互に描いていくのが興味深い。
クリエイターの苦悩をありありと描く作品って「うぐぅ……」となるけど、物語が面白くなるカタルシスは十分ある。動画で多分バイト先で怒られたり、偉い人に説教されるっぽい描写があって心臓がキュッてなりそうだけどやると思います。
◆7 Days to End with You(2022年冬配信)
アプリ版ですでにやっていたけど、追加エンディングがあるらしいので移植版も遊びたい。
プレイヤーが操作する人物は、目が覚めたら記憶を失っていることに気づく。目の前に現れた女性が声をかけてくれるけど、何を言っているのかわからない。
女性の表情や身振り手振り、部屋にあるものから単語の意味を推測し、メモに残していくことで少しずつコミュニケーションを取ることができる。料理をしたり、草花に水をやったり……最初は何もわからなかったけれど、メモを引き継いだ2周目、3周目に彼女があのとき言っていた言葉や涙の意味を知って感動した。
まだ集計してないけど、年間ベストコンテンツには選びたい。
◆Inscryption(2022年12月1日配信)
日本ゲーム大賞でもゲームデザイナーズ大賞を受賞していて気になっていた作品。いろいろなブログやらレビュー記事やらで「ネタバレを絶対に踏むな」とあるので、気をつけながら配信日には買ってプレイしようと思います。
「初プレイ時点でもコンティニューから」「なんか実写パートっぽいところもある」と動画の時点から異質っぽい。ホラー要素もあるようなのでビビりながら頑張ってプレイしたい。
Indie Worldきっかけで『Eastward』や『OPUS 星歌の響き』を知ることができたので、今後ともチェックしていきたい。
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