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Indie Worldで気になったもの。

11/10、新しいIndie Worldの動画が公開された。

Indie Worldとは、任天堂のインディー担当者さんがNintendo Switchで遊べるインディーゲームを紹介するというもの。たくさんあるインディーゲーの中から面白そうなものをいち早く知ることができるので、私は頻繁にチェックしている。

今日公開された動画を観ながら面白そうなものをメモしていたら、10タイトル以上になったのでどの辺が気になったのか、自分の備忘録も兼ねて書いておこうと思います。

◆Moncage -箱庭ノ夢-(配信中)

「 Moncage -箱庭ノ夢-」は、2人組のスタジオOptillusionが開発した「目の錯覚」を利用したパズルゲームです。
ゲームはすべて謎のキューブの中に収められており、その各面はそれぞれ別の世界となっています。工場、灯台、遊園地、教会など、すべてが一見関係ないように見えますが、実は絡み合っていて、思いがけないつながりに満ちています.....

引用:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000052324.html

立方体のそれぞれの面に広がる世界を、角度を変えて別の面と組み合わせることで解いていくパズルゲーム。『Gorogoa』が好きな人には刺さりそう。
攻略サイトなんか見ずにチャレンジして、苦戦しながらも解けた時の脳汁がすごいことになりそうなので期待。

◆鳥類弁護士の事件簿(2022年12月15日配信)

『鳥類弁護士の事件簿』の舞台となるのは1848年のフランス。パリの街では再び革命の気運が盛り上がり、牢獄には罪を犯した者だけではなく、大勢の無実の者が収容されていた。

そんな混沌たる社会で、一羽の鳥が立ち上がる。

かれの名はジェイジェイ・ファルコン。善良な猛禽類だが、弁護士としての腕前は少々心もとない。かれと機知に富む助手のスパロウソンは、二羽三脚で依頼を引き受け、目撃者に聞き込みをし、証拠を集め、法廷で正義を実現していく。

引用:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000047532.html

動物だけの世界で、19世紀フランスを舞台にした法廷バトルアドベンチャー。「プレイヤーは、弁護士としての腕前は心もとないハヤブサのジェイジェイ・ファルコンとして、相棒のスパロウソンとともに裁判を戦い抜いていく。」ってところだけでも強く惹かれる何かがある。動画を観る限り、スパロウソンくんがわりとノリが良さそうでバディものとしても楽しめそう。

あと「19世紀のフランスで、鳥チョウ発止の法廷バトル!」というコピー、明らかに「丁々発止」(「激しく議論を戦わせるさま」)とかけてて一本取られた感じがある。

◆ハテナの塔 -The Tower of Children-(2023年1月19日発売)

子らは2人でパーティを組み、ハテナの塔の試練に挑む。
塔の中では様々な敵が立ち塞がり、カードを使ったリアルタイムバトルが展開される。塔の住人は待ってくれない。刻々と変わる状況に対して瞬時の判断を行い、戦いを生き延びよう。手持ちのカードには上下があり、向きによって効果が変わるものがある。カードの向きに注意し、必要に応じてひっくり返し、有利な状況を作ってバトルを支配しよう。
集落を存続させる為にはパンが必要だ。塔の中でパンを探しながら、戦いを生き抜き、奇妙な住人たちとの出会いを楽しみながら、子供たちを地上の楽園へと導こう。

引用:https://shueisha-games.com/games/hatena_tower/

戦闘システムがカードを使ったリアルタイムバトルで、カードの選び方やタイミングによって状況が変わっていくのが非常に面白そう。ローグライクなので時間が無限に溶けてしまうやつ。

そしてなんとキャラデザは、みんな大好き『ルリドラゴン』の作者、眞藤雅興先生!(連載前からプロジェクトに関わっていたらしい)

『ハテナの塔』は販売元が集英社ゲームスなんだけど、ジャンプラのキャラと共闘できる『キャプテン・ベルベット・メテオ ジャンプ+ 異世界の小冒険』とか宇佐崎しろ先生がキャラデザを担当した『SOULVARS』も気になる。集英社だからこそのゲームですね。

◆A Little to the Left(配信中)

『A Little to the Left』は、飼い猫にちょっかいを出されながら、家のものを並べたり、積み上げたりして、ちょうどいい場所に整理整頓していくパズルゲームです。

引用:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000058832.html

ン"ネコチャン!ネコチャン!ネコチャンデテクルノ?!

引き出しの整理やら鍵の並べ替えやら、家の中のものを整理整頓していくいたって平和なパズルゲーム。75種類もパズルが収録されているので、1日1パズルでも2ヶ月ちょいくらいじっくり遊べそう。

◆A Space for the Unbound 心に咲く花(2023年1月19日発売)

『A Space For The Unbound 心に咲く花』は90年代後半のインドネシアの田舎町を舞台にした、人生の一幕を切り取ったようなアドベンチャーゲーム。超自然的な力を手にした少年と少女の関係や、不安や絶望を乗り越えていくことの意味が、美しいピクセルアートを背景にみずみずしく描かれます。

引用:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000057439.html

90年代後半が舞台なので、たぶんセカイ系の雰囲気もあると思う。私はジュブナイル作品に30代になってもグッときてしまうタイプの人間なので、少年少女が不思議な力を手に成長していくストーリーとか絶対好きなやつ。

街並みとか教室を見る限り、ピクセルアートの描写も美しいし音楽も良さそう。人の心に入って現実にも反映される辺りは『ペルソナ5』みもあって素敵。

◆コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ(2023年春発売)

本作では、エルフやオーク、人魚などのファンタジーの種族が人間と共存している現代の都市「オルタナティブ・シアトル」に住む人々の物語が描かれています。
プレイヤーはバリスタとして、コーヒーや紅茶などの温かい飲み物を淹れて、新しい飲み物も作ってみましょう。飲み物の中には、人の心を開いてくれるものがあるかもしれません。

引用:https://chorusworldwide.com/ctep2_jp/

『コーヒートーク』の新作!!!!!

人間以外にもいろいろな種族が共存しているファンタジー世界のシアトルを舞台に、バリスタとしてお客さんと交流していく作品。2作目からはタイトルにもある通り、「赤いハイビスカス」と「青いバタフライピー」が素材に加わるのだとか。

1作目や『What Comes After』などを世に送り出したモハメド・ファーミ氏が2022年3月に亡くなったと聞いたときはショックだったので、リリースにつながって本当に良かった。

ちなみに1作目は11/21からいっせいトライアルで無料で遊べるらしいので、気になった方はぜひ。個人の所感だけど、周りのウェブライター、編集者でやってる人多い気がする。

◆GOODBYE WORLD(2022年11月17日配信)

プログラマーの蟹井(かにい)とグラフィッカーの熊手(くまで)は、専門学校時代に出会った。
卒業後、インディーゲームを作るため、就職をしない道を選んだ二人だったが、待っていたのは厳しい現実だった。
ゲームは売れず、バイトの勤務時間ばかりが増えていく…
もっと売れるゲームを作らなければと焦る蟹井に対し、熊手はある決断を下す。

引用:https://store.steampowered.com/app/1833490/GOODBYE_WORLD/?l=japanese

インディーゲームを作る若き二人の物語。ゲーム内ゲームと日常パートを交互に描いていくのが興味深い。

クリエイターの苦悩をありありと描く作品って「うぐぅ……」となるけど、物語が面白くなるカタルシスは十分ある。動画で多分バイト先で怒られたり、偉い人に説教されるっぽい描写があって心臓がキュッてなりそうだけどやると思います。

◆7 Days to End with You(2022年冬配信)

このゲームは、言語を推理して、物語を読み解く全く新しいジャンルのパズル&ノベルゲームです 物語はたった7日の短い物語です 物語は7日で終わりを迎えます 早ければ5分以内に観測することができる短い物語です その短い物語を、貴方の手で解読してみてください

引用:https://store.steampowered.com/app/1859280/7_Days_to_End_with_You/?l=japanese

アプリ版ですでにやっていたけど、追加エンディングがあるらしいので移植版も遊びたい。

プレイヤーが操作する人物は、目が覚めたら記憶を失っていることに気づく。目の前に現れた女性が声をかけてくれるけど、何を言っているのかわからない。

女性の表情や身振り手振り、部屋にあるものから単語の意味を推測し、メモに残していくことで少しずつコミュニケーションを取ることができる。料理をしたり、草花に水をやったり……最初は何もわからなかったけれど、メモを引き継いだ2周目、3周目に彼女があのとき言っていた言葉や涙の意味を知って感動した。

まだ集計してないけど、年間ベストコンテンツには選びたい。

◆Inscryption(2022年12月1日配信)

『Inscryption』はデッキ構築型ローグライトと脱出ゲームスタイルのパズル、さらにサイコロジカルホラーを血で混ぜ合わせた暗い旅へあなたを招待する。しかし、カードたちにはそれよりも遥かに暗い秘密が刻まれている…。

引用:https://store.steampowered.com/app/1092790/Inscryption/?l=japanese

日本ゲーム大賞でもゲームデザイナーズ大賞を受賞していて気になっていた作品。いろいろなブログやらレビュー記事やらで「ネタバレを絶対に踏むな」とあるので、気をつけながら配信日には買ってプレイしようと思います。

「初プレイ時点でもコンティニューから」「なんか実写パートっぽいところもある」と動画の時点から異質っぽい。ホラー要素もあるようなのでビビりながら頑張ってプレイしたい。

Indie Worldきっかけで『Eastward』や『OPUS 星歌の響き』を知ることができたので、今後ともチェックしていきたい。

いただいたサポートでより良いものを書けるようがんばります。