12話:3.7メートルの吹抜けを素人は塗れるのか⁉︎[5/5:吹抜け完成]
ボクの家のペンキ塗りには、いくつかの難所があります。
ここを越えなければ家ができあがらない……という意味では、難所というより関所。
その一つが吹抜け。3.7メートルあります。吹抜けは、箱根山よろしく天下の険なのであります。
ほぼリアルタイム更新の『塗日記』は……
DIYの知識なし。経験なし。なのに、家の壁から天井まで、全部塗る!
そんな決意をしたもやしっ子夫婦の記録です。
心配性のボク父、母からは
「無理してケガでもしたら、どうすんの?」
「仕事に支障きたさないでしょうね」
と、あたたかいことばをかけてもらうほど。
気弱なボクはよけい不安になります。
敵は父性と母性本能にあり。
パテ埋めは5月1日に完了済
ここのパテ埋めはどうやったかというと…
170センチくらいの脚立に、180センチオーバーの友達をのっけての作業。マジ、感謝。
ちなみに、3.7メートルの入隅部分は、長い棒の先っちょにティッシュを装着。そこにジョイトコークを乗せて、グリグリやるという荒業で乗り切りました。
ペンキ塗りはヒョロっとした先輩に。
素人には、腕もなけりゃ機材もありません。足場的なものを組むとか、もちろんできない。
そこで頼るは、人脈。というか、友達。お気づきの通り、すでにボクらの家は友達なしでは成立しません。
吹抜けも同じ。
ペンキ塗りは、背のヒョロ高い先輩をよぼ〜
ってことで、大学の先輩を召喚。
普段はデザイナー。the座り仕事で肩こり持ちの先輩。今日ばかりは、思いっきり肩甲骨を開いてもらいます。
こんな感じで!
我ながら、優しい後輩。
ちゃんと撮影しながら、別の箇所をボクも塗ってますよ。あしからず。
高い箇所にペンキを塗る大変さは3つ
その1
シンプルに高さに対する恐怖心との闘い。
単純に、ボクが苦手なだけかもしれないけど、視点が1メートル上がるだけで、結構怖い。
みんな、平気なのか?
なので、家のペンキを天井含めて塗る時は、高いところ平気な人を見つけといた方がいいですよ。
その2
脚立を乗降りする大変さ。
なぜ乗降りするかというと、ペンキをローラーにつけなきゃだから。
だけど、ペンキの入ったバケツを片手で持ってだと作業がしにくい。
なので、バケツは脚立の下に置くわけです。そうすると、脚立の上り下りを何往復もするはめに。これが地味にきつい……
終盤になると、先輩の
「うぅんんぅん」
「はぁぁぅん」
というの声が聞こえてきます。
おじさんの耳にこだまする、おじさんのうなり声。
その3
地味に脚立の移動がだるい。
場所が変わるたびに脚立の位置も変えなきゃいけない。なので、脚立の移動がめんどいのです。乗ってみたら、ちょっとズレてるとかね。
吹抜け、無事完成!
なんだかんだ大変だった吹抜けもできあがり!妙なもんで、人間一回無理かなぁ〜と思ったところができあがると、自信ってつくんですね。
まぁ厳密には先輩がえらいんだけど……
やってやれないことはないもんだ!と、自己肯定感を高めた一日でしたとさ。
Paint It, Black!
All Together Now.