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ボトルネックを潰すとは、自分に合わせて外部環境を変える事である。[くま日誌]266号


人生は(自分の幸福を阻害する)ボトルネックを潰す旅のようなものだと教えて頂いたことがあります。

この言葉を拠り所にして、次々と自分の幸福を阻害する要因をつぶし込み、どんどん自分の幸せに近づいている友人が何人もいます。

例えば「満員電車には乗りたくない。満員電車ですし詰め状態になり、出勤できた際にはすでにもうヘトヘト」ということが自身の幸福を阻害する要因だとします。

これを所与の条件と見るのか、変えることできる環境と見るのか、同じ事象でもどちらから見るのかによって、異なった見え方になりますよね。

多くの場合、変えることのできない環境だと思い込んでいるものは、環境ではなく自分を変えることで回避できるものだったりしますよね。


例えば先ほどの満員電車の例で言うと、朝早く起きて満員電車を回避するとか、午前中はリモートワークにしてもらうとか、会社の近くに引っ越すとか、色々な手立てを考えることができますよね。

これは非常に分かりやすい例かもしれませんが、

「もし100%何も我慢する必要がない理想とする生活があるとして、現状、それが実現されていないのは、何がボトルネックになっているのか?」

という問いを持つことが必要なのではないかと考えています。


先日友人から聞いた話です。自分は直接知らない方なのですが、その友人の友人は、「細かい作業が苦手ですぐに失念してしまう」という傾向があるそうです。

そのため、作業をする場合は必ず手順を振り返り、自身でダブルチェックをするそうです。PCを前にインプットを完了した後、一度席を離れリフレッシュ&頭の中をクリアした後に再度、手順を見直すという徹底ぶりだそうです。

そのためミスが少なく周囲からは「彼女は細かい仕事が得意である」と見られています。しかし上述の通り、実は彼女は細かい仕事が苦手で、本人としては「周囲からは評価されているが常にストレスを抱えている」状態で仕事をしているとのことでした。


このように周囲からは「あの人はすごい。できる人だ」と高い評価を受けている人であっても、幸福を阻害する要因というのは(あくまでその人特有のものになるので)外から伺い知ることはできないものですよね。

能力の高い方であれば、このように「外部の環境に自分を最適化する」ことができてしまうので、逆にそれがストレスになってしまっていることもあるのではないでしょうか。


このような場合、「外部の環境に自分を最適化する」のではなく、「自分に合わせて外部の環境を変える」という考え方が重要になるのとか思います。

彼女の場合は「細かいことが必要ない仕事に変える」などボトルネック部分が影響しない環境を選択するということが、ストレスを減らし自身の幸せを実現するために重要な選択になるかもしれません。

自身に合わせて外部環境を最適化していくことを続けていくことで、最終的には自分が時間を忘れて没頭没入できることに、全リソースと叩き込める環境を実現していきたいですよね。


■まとめ
・人生は(自分の幸福を阻害する)ボトルネックを潰す旅のようなものである。

・ボトルネックを潰すということは、つまり「外部の環境に自分を合わせる」のではなく、「自分に合わせて外部の環境を変える」ということではないだろうか。

・このようにある意味「わがままを通していく」ことで、自身の理想とする環境を手にすることができるのだ。

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