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調子を落とさない工夫 [くま日誌]125号


日々刻々と変化する自分の感情に向き合うことは、重心の低い安定した日々を送るために重要な事ではないでしょうか。

先日アイデアビルティングというセミナーに参加したのですが、昨日は、そこで出会った方たちと、梅田でランチしていました。接点がセミナーということで全員バックグラウンドが違うので、話をしていると、とても刺激になるんですよね。

世の中の広さというのは、世界中を旅行しなくても、このように人に会う事で実感できるものですね。


昨日会ったある方は、発達障害ということで、障害者手帳を持っているそうです。「悲しみ」や「悔しさ」などの感情を感じる場面で、「怒り」を感じる障害だとのことです。自分もそうですが、「世の中にそんな障害が存在するの?」と思った方も多いのではないでしょうか。

これ、自分もよくメカニズムが分からなかったので自宅に帰ってから、調べてみました。どういうことかというと、感情には一次感情と二次感情の2階層あります。

一次感情とは、自分の中にある、不安や悲しみ、疲れストレスといったネガティブな感情のことを指し、それらの感情が自分の許容範囲を超えて、処理できずに外に向けて表現してしまうことを二次感情(怒り)と言うそうです。


冒頭の方の障害については、一次感情をスルーして二次感情、つまり怒りへダイレクトに感情が到達してしまうことのようです。そのように感じる脳内の神経物質が過剰分泌されているようで、それを薬でコントロールしているとの事でした。

正直、瞬間湯沸かし器じゃないですが、すぐに怒る人もいますよね。先日、雨の日だったんのですが、駅の改札で、ある女性が駅員に凄んでいました。

「責任者出しなさいよ!ウソ言ったってことじゃない!」


どうやら、駅員に道を聞いたらしいのですが、駅員は、誤った情報を渡してしまい、その結果、雨の日なのに遠回りしてしまったようでした。

傍からみていると、なぜそこまで怒るのか理解できないわけですが、今回の例のように例えば、「悔しい」「苦しい」などの感情が怒りに変換されていたのかもしれないですね。


人によって「怒り」に特に強く紐づく一次感情は異なるようで、この例のように苦しいが怒りに変換されやすい方もあれば、悲しさが怒りに転換されやすい方もいらっしゃるようです。

ここまで調べてみて、自分の辞書には、「怒りには、別の一次感情が潜んでいる。」という言語が刻まれました。(怒りをコントロールすることは難しいとは思いますが、)そのようにメタ的に捉えると、より自らの感情を扱いやすくなるのではないでしょうか。


ホントにちょっとしたことで、日々の調子がダウン(つまりやる気がでない状態になる)することってあるので、自分の感情は慎重に扱わないといけないですね。

理想としては、日々、大きな感情変化に悩まされることのない重心の低い状態を維持できることですが、

特に感情がネガに振れた時や怒りを感じた時は、もう一歩踏み込んで、自分はこの事象をどのように感じているのだろうか?と自問することが日々の調子を落とさないために重要な事ではないでしょうか。

■まとめ
日々の調子を落とさないためには、自分の感情に正確に向き合うことが重要である。例えば、怒りには別の感情が潜んでいる。

本来、自分はこの事象に関してどのように感じているのか?をメタ的に自問することで、日々の調子を落とさない重心の低い生活を送ることができるのだ。

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