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人生の変革プロセス=作戦×試行回数 【くま日誌】271号


昨日までと違う行動をするから、違う現実が立ち上がってきますよね。日々忙しい中でどれだけその試行回数を増やすことができるのか、というのが人生変革のポイントではないかと考えています。

確かにそれはその通りなのですが、試行回数を増やすには、自分が何をやってるのかを理解し、仮説や作戦を持った上で実行することが大事なことではないでしょうか。


少し前に、久しぶりにジグソーパズルをやったんですよね。それも模様のない真っ白なパズルです。制限時間を設けてその時間内にどれだけパズルを完成することができるのか、というルールで実施してみました。

まずは四隅になるピースを見つけて配置しました。その後、外側にあるピースを集めてきて一つ一つ、四隅のピースに合わせていくという形で外枠を完成させました。


難しいのはそこからです。よくピースを見ると形に特徴がありまして、例えば両腕が広がっているピース、両腕が凹んでいるピース、片腕だけ出ているピースなどです。

これらの形でグルーピングをしていき外枠のピースに合うところを見つけていくという作業になります。

ここから先はオペレーションの問題というか、どれだけ素早くパズルを当てはめることができるのか、つまり試行回数を増やせるのかが短時間でパズルを完成させるコツとなります。


少し抽象度上げてこのパズルの完成方法を考えてみると、

1.どのようにしたら一番早く完成させることができるのか、作戦を立てます2.その後は、オペレーション(=試行回数を増やせるか)が重要。

となりますよね。

私たちの人生変革プロセスというのも同じようなプロセスをたどるのかもしれません。つまりある程度の作戦を立てた上で試行回数を増やしていくことです。


例えば、今後のキャリアアップのために英語の勉強しようと考えたとします。グローバル化がどんどん進む社会では英語の能力は必須であるという論調もありますし、英語力を上げてより給料の高い外資系企業に転職しませんか、というような記事も目にします。

これは、日本においては英語ができるということが今後もずっとビジネス上のアドバンテージになるという仮説に基づいて作戦が立てられていますよね。

一方でテクノロジーの進化により、同時通訳の機能が拡張され、英語を話す能力が陳腐化されてしまう可能性も指摘されています。


これはどちらが正しいのかというのは現時点ではわからないのですが、いずれにせよ自分の作戦を持ち、そのプランに沿って試行錯誤を繰り返すことが重要なことではないでしょうか。

仮に自分の仮説が間違っていた場合においても、一歩踏み出したことにより、外部環境からのフィードバックを得ることができ、そこからピボットさせることも可能になります。

自分に作戦がない場合、(それは偶然なのか、必然なのかが判断できず)結果を検証することができないので、ピボットのハードルが上がってしまいますよね。


どのように意思決定をするにせよ、今自分は何をしているのか、どのようなステージにいてどのような作戦を実行検証しようとしているのか、ということを念頭において試行回数を増やしていく必要があるのではないかと考えています。


■まとめ
・昨日までと違う行動をするから、違う現実が立ち上がってくるというのは真実ではあるが、その前提として、自分はなにをしているのか、何をしようとしているのかと言った作戦や仮説を持つことが必要なのだ。

・仮説や作戦があることで、後から検証することができ、それが誤っていた場合、素早くピボットすることができる。

・【人生の変革プロセス=作戦×試行回数】という方程式が成り立つのではないだろうか。


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