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システムとカオスという整理。[くま日誌]290号


今日は福田さんと、オンラインで1on1をさせていただきました。福田さんとのディスカッションで【システムとカオス】についての理解を深めることができました。

「自分が今、何をやってるのか?」というメタ的な問いには、大きく分けてシステムとカオスの2つで整理することができるのではないかという気づきがありました。


システムとは安定して成果がもたらされる基盤のことです。例えばご自身の仕事で言えば、ある程度の専門性が身についてくると、それにより安定した成果を出力できるようになりますよね。

カオスとは、システムとは真逆の考え方になり、これまで経験のない新しいことへの取り組みになり、安定した成果をだせるかどうか不明である脆弱な基盤のことです。

システムは安定した出力が出せる分、ボラティリティが低く大きく跳ねることもありません。一方でカオスは、出力が安定しない分、成果が大きく跳ねることもあります。


今自分はどちらの基盤に重点を置いているのか、このバランスを考えることはとても重要な問いなのではないかと思います。

特に自分がカオス(コンフォートゾーンの外側)の方に重点を置いている場合、不安定な基盤ゆえに不安や焦りを覚えますよね。自分のやってることに自信が持てなくなったり、ひょっとして間違ってるんじゃないかと考えてしまうこともあるのではないかと思います。


ひとつ言えることは結果の出している人は必ずその道を通ってきてるということです。カオスをシステムに取り込み、システムを拡張していく営みを通して、自身の成長につなげていく以外に成果を出す方法はないのではないかと考えています。

そのように考えれば、今カオスの割合が多くなっていることで不安や焦りを感じていらっしゃる方に「あなたは正しい道を進んでいます。その道を通る以外に成長はないのです。」とお伝えできたらなと思います。


福田さんにご指摘いただいたこととして、そういった営みを継続していく中においては「10年、20年単位の超長期での目標を定めておくこと」が重要だという点です。

自分はどのような人間になりたいのかという目標があるからこそ、わざわざ出来上がったシステムを自分で壊しにかかり、不安定なカオスに重心を置くということができるようになるのではないでしょうか。

またカオスの状態にあっても、そのような超長期の目標があるからこそ、短期的には様々な失敗があったとしても長期的にそこに向かって歩みを進めることができるのだと考えています。


■まとめ
・「自分が今、何をやってるのか?」は、システムとカオスの2つに整理することができる。

・システムは安定しているかボラティリティは低い基盤。カオスはその逆である。

・超長期の目標を持つことで、自ら安定しているシステムを壊しカオスを求める行動を起こすことができるのだ。

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