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世の中の環境が不安定化してきているというニュースの見方 [くま日誌]265号


「今ほど自由な何でもできる時代はない」という認識を改めて持っておくことは必要なことではないかと考えています。毎日ニュースを見ると様々な問題が 取り沙汰されていますよね。

気づかぬうちに私たちの不安を煽ってしまうという側面もあるのではないでしょうか。

例えば日本は人口減少により労働力が不足し国力が大きく低下している。その結果、対ドルに対して円はどんどん安くなり、今ではニューヨークでラーメンを一杯食べるだけで3000円もする。このようなニュースを最近よく目にします。


またAI関連のニュースも目にすることが増えました。チャットGPTなど生成AIの進化が凄まじく、私たちの仕事を奪ってしまうかもしれないというような文脈で語られることが多いように感じます。

これらのニュースに共通する点として環境の「不安定化」が進んでいるということが挙げられます。


私たちはいつから「未来の予測可能性」と「安心や安全」という考え方が
強く結びつくような、そういった労働観を持つようになったのでしょうか。

これらのニュースを見て不安に感じることがあるとするのであれば、それは知らず知らずのうちに、「予測可能性の低い未来は不安である」という前提で物事を考えてるということかもしれません。

この考え方にはデメリットもあります。予測可能性が高いということは昨日と同じ今日が繰り返される、変化が少ないという状態ですよね。


一方で「予測可能性が低い環境」というのは、別の側面から同じ事象を見ると「圧倒的に自由度が高まっている環境」であると考えることができます。

過去のどんな時代に比べても、今私たちは「やりたいことを始めやすいし、実現しやすいし、自由になんでもできる環境」が整っています。

例えば、自分が趣味を仕事にしようと考えた時に過去どのような時代に比べてもそれは実現しやすい環境になっています。

私たちは過去を美化しがちであり、「あー10年前に●●をやっておけば良かったなぁ、今は競合環境もどんどん厳しくなってしまい、今から●●を始めるのは厳しいかもしれないな」と考えてしまいます。


私は逆の見立てをしています。環境はどんどん不安定化しているからこそ、それが私たちを自由にさせ、圧倒的な量のチャンスをもたしているのではないかと考えています。

これまでは泣く泣く諦めていたニッチな市場であっても今であれば実現できる、ということはゴマンとあるでしょうし、さらにこれからどんどん増えていくことでしょう。

冒頭の話に戻りますが、世の中の環境が不安定化しているというニュースを見た時に「だからこそ圧倒的な自由を私たちにもたらす」という側面から同じニュースを見てみることも大切なことかもしれませんね。

■まとめ
・世の中の環境が不安定化してきているというニュースが溢れている。

・同じニュースを別の側面から見ると「不安定化=未来の自由」と考えることができる。

・今は過去のどの時代よりも「新しいことを始めること」に適した時代であると考えることもできるのではないだろうか。



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