コミュニケーションのベクトル [くま日誌]133号
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昨日のことです。ほんとにちょっとした事なのですが、仕事でやりとりしている方からご連絡をいただきまして、
「●●グループでの成果が悪いようです。今日は担当がお休みなので明日、調整します。」
この文章、言い回し変えたらいいのに、、と思った次第です。
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自分なら
「●●グループでの成果が悪いようです。傾向をもう少し見たいので、今日一杯様子見て、明日判断させてください。」
と書きますね。
実際のやりとりとしては、「はい、それでは●●さんが戻られた後に調整お願いします。」と言いましたが、かなり微妙な気持ちにはなりましたよ。
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「自社の担当がお休みかどうかは、先方には関係のないこと」ですよね。今回の件は、とても小さなことですし、この言い回しを変えたからと言って、なにが変わるということでもないのですが、これはマインドの問題だと思うんですよね。
だから、「たぶん、(自分が見えない)他のところでも、そういう仕事をしているはず」と想像してしまいますね。
コミュニケーションに関しては、慎重には慎重を期して行ったとしても、齟齬が発生してしまったり、気づかぬうちに相手を不愉快にさせてしまうことがあります。
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過去にこういうことがありました。
その時は自分は営業担当で、部下と二人であるお客様へ営業していました。
暑い日で、そのお客さまと「アイスコーヒーでも飲もうや」ということになり、純喫茶的な所に入った時のことです。
自分も、その別の営業担当もタバコを吸わないのですが、そのお客様は、タバコを吸います。お客様がタバコに火をつけたときのことです。
もう一人の営業担当が「私タバコ吸わないので遠慮してもらえますか」と言ったのです。
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お客様も大人ですので、「あー、それは失礼しました。」と仰って火を消してくださったのですが、その後は、ご察しの通り、仕事なくなりましたね。
タバコが問題じゃなくて、否定から入るコミュニケーションが問題ですよね。だれも、そんな営業担当と仕事したくないですよね。
これなんて極端な例かもしれませんが、いづれにしてもコミュニケーションの巧拙ということが、私たちのQOLに大きく影響してしまうことは間違いのない事実です。
一人で生きることはできないわけですから、周囲と良好な関係を築くことこそが、幸せな人生を生きるための必須条件ですよね。
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そのためには、常にコミュニケーションのベクトルを先方から自分の方に向けて想像してみることですね。
使い古された言葉ですが、「自分がしてもらって嬉しいことを相手にもしなさい」というのが基本姿勢で、自分に叩き込みたいと思っています。
それでもやっぱり、齟齬をなくすことはできないので、その前提で「感情的にならない。原因は自分にあるかもしれない。」ということも言葉も合わせて覚えておく必要がありますよね。
■まとめ
コミュニケーションというのは、慎重を期して行ったとしても齟齬が発生するものである。
特にコミュニケーションのベクトルが一方方向にならないよう、つまり自分→先方だけでなく、先方→自分にも向いているかどうかに気を付けておく必要がある。
そうであっても齟齬はなくすことはできないので、感情的になり「振り上げた拳の下ろし先を見失う」事態を避ける事も必要である。
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