ただでは終わらせたくない3学期〜一人一役始めてみた〜

学級経営の有名な手法の一つ、一人一役についてです。もう実践例は探せば溢れていますが、今回3学期からですが始めてみました。

実は前から気になっていたのですが、今年度のスタートは係活動どころではなかったので、先送りにしていたものの一つでした。

じゃあわざわざ3学期にスタートさせなくても、次の学年でキリよく4月からでいいかな、とも思いました。それと、3学期ってある程度クラスができあがっていて、惰性でいけちゃう部分もあるんですよね。

ですが、単純にもうちょっと刺激を加えたかったのと、うまく機能したら、4月から「また一人一役やろう!」って言えるかなーなんて思って(子どもたちからしても、僕としても)、一度試してみることにしました。


ということで、初日の学級活動の時間に子どもに投げてみました。
「新しいチャレンジなんだけどどう?」
この一年ずっとトライアンドエラーを続けてきて、それを子どもたちにも包み隠さず伝えていたので、「今回もやってみましょう!」と乗ってくれた。

ちなみにそのトライアンドエラーは、けテぶれの他に、席替えシステム、組体操、漢字テスト、調理実習と、まだまだありますが、子どもたちに丁寧に説明して、いつも「試しに1回やってみない?」と投げています。


さて、やると決まれば役を挙げていきます。2学期の係を細かく考えいきながら、更に必要な役を探していきました。「黒板消すのは1人でできるよね」「これは毎日やるものじゃないからこっちと合わせよう」「そういやいつも〇〇君が配膳代のゴミをティッシュで拭いてくれてた!」なんて、たくさん意見が出ました。

これで一つ一つの仕事に責任が生まれます。仕事のやり残りを見つけて「〇〇係集合ー!」なんてしなくていいんですよね。31人31役出そろった後に、欠席の子のカバーができるよう似た役通しでペアをつくっていきました。

このシステムの肝は、全員が自分の仕事をはっきりとさせることができることその子の頑張りを確実に見とることができるようになることですね。

2学期の話なんですが、例えば配り係。
配るものはたくさんありますが、その分人数も多く、サボる子や動けない子が出てきました。1人で仕事をしなくても誰かがやってくれるシステムだったんですよね。
なので今回は、自学ノートを配る役、健康観察カードを配る役、プリントを配る役、と細分化して、そこに1人1人を当てはめていきました。


3学期はこのシステムで、おそらくサボる子、何をすればわからない子は1人もいなくなると思います。この一人一役がうまくいけば継続して、うまくいかないとところがあれば、話し合って、すぐに修正できるようにしたいと思います。

まずは決めた直後から動き出した子たちがたくさんいたし、給食の準備片付けの時間も迷う子がいなかったので、滑り出しとしてはまずまずかなと思います。
あとは進んで仕事をしている子にどんどん声をかける明日からの1週間にしようと思います。ではまた。

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