見出し画像

毒親配信や裁判と並行して行われてきた「一月万冊」ビジネスとは?(ビハイアパワハラ疑惑訴訟⑥)

裁判が非公開で進められているため詳しい状況は分からないが、2019年9月28日に社長は動画で「一月万冊」活動の再開を宣言した。

最近はブログを更新せず、千本ノックと称して毎晩Youtubeのみ配信している。アクセス数やチャンネル登録を意識した結果なのか、内容が「コロナ対策、都知事選、安倍首相辞任、、、」と行った時事、政治関連の話題に変わってきた。

パワハラ裁判を知らない視聴者が増えたが、政治家の生い立ちや家庭環境からコンプレックスを発掘するのは、政治家を対象にした「毒親配信」のようでもある。

動画の最後に、通販番組のように書籍の宣伝やカンパを募集するのが恒例になっており、安冨教授の著書「複雑さを生きる」は10時間分の解説動画をつけて、現在までに 34,000円 まで値上げして販売されている。(プラス30分の質問権10万円)

この本は、もともと事件直前の2018年2月に開催された「万冊祭」というイベントで『新・複雑な世界を生きる(仮)¥10,000』として先行販売の予約を受け付けたものだった。しかし、女性スタッフが自殺した影響で製作がストップしていた。

1年半以上が過ぎて再稼働したが、完成後に解説動画付きとなり値上げされた。

安冨教授の書籍2冊のうちの1冊は、まだ料金を集めたまま完成していない。他の著者の本にも、2018年に料金を集めたまま止まっている書籍があるようだ。

一月万冊からファンが離れた理由は、このようなずさんなビジネスにもあったはずだ。ちなみに、この万冊祭では以下のようなチラシも配られていた。(これは女性スタッフが意識を失った東京大学の講義会場にも設置されていたらしい、、、)

画像2

これらは事件や裁判とは直接的に関係ないが、「一月万冊」というコミュニティーの性質を理解する上で参考になる。そして、裁判をしながら同様のお金集めは続けられている。安冨教授は2019年の参院選に出馬して知名度が上がり、過去の著書が増刷されるなど反響が広がったが、2020年3月からアメリカ視察を計画した。

安冨教授の「研究費」を集める名目で、著書の購入キャンペーンが行われた。配信では「アーミッシュは癌にならない、癌にならない生活の調査、ゲノム研究者とファンド設立」などのアピールがあり、選挙の熱が冷めきらないファンは、日本にないライフスタイルや新たな医療の可能性に惹かれたことだろう。

安冨教授は、過去にも癌について自論を展開していた時期があったようだ。

そして、現地アーミッシュの村からライブ配信された動画が以下であった。

現地からビデオ出演して「コロナの影響でいつ帰国できるか分からない、経費が余計に掛かりそう」と応援キャンペーンは再び行われていた。「研究費」の使い道については、特に視聴者に報告されていない。(帰国後に「馬車」が届いた?)

これらの「研究費」は、一月万冊から東京大学の「安冨歩研究室」に寄付されており(既に何百万円も寄付して社長は感謝状をもらっているらしい)一月万冊のビジネスが東京大学から公認(お墨付き)を得て行われている印象を受ける。

上記のブログには「このイベントは清水さん一切利益ゼロ、スタッフに至ってはタダ働き(代わりに後でご飯おごりました)。利益は全て東京大学に寄付(正確には安冨教授の研究室に寄付)。」と記されている。ここに出てくる「タダ働きのスタッフ」には、パワハラ裁判の原告2名と亡くなった女性が含まれている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?