バス停での待ち時間。

耳元を冷たい風が過ぎていく。

後ろから来ては、
そっと何かを囁くかのよう。


道路向かいの竹やぶからは、サラサラと優しい音。春の訪れを喜ぶかのよう。


日陰から来る耳に寄せる風は。
冬の名残を惜しむかのよう。

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