ドラマ解読シリーズ!「夏に恋する女たち」第4回1983年8月26日 たまには遊びたい
第4回
始めにマンションの7階住人の説明が入る。カメラマン、イラストレーター、高級ブティック雇われ店長、仕事と家庭に疲れた管理職、離婚した慰謝料でマンションに住む後家、ホストクラブ副店長。
梓と原田を店に残し、みんな2時にジャズクラブへ2次会。
津川:大学の頃はこうやって朝まで粘って聞いた
具合の悪そうな名取。気遣う、津川、萬田、田村。
萬田: 私こんな夜まで飲み歩いたの初めて。ホストクラブでしょ、ジャズの生演奏。もう酔ったとこばかり撮して。
田村がカメラのレンズを向ける。
名取の写真も撮るが拒否される。田村は戯けて自撮りする。
萬田: モテるんでしょ。悪い人なんでしょ
と田村の席の横に座り寄りかかる。名取が田村のモノマネをする。
名取: カシャ、女なんてね、押しの一手ですよ。
呆れて笑う田村。
萬田:男の人はいいですよね。適当に楽しめて。私なんか、結婚して六本木に住んでも、知ってるお店ってスーパーでしょ、クリーニング店、、、
萬田は六本木暮らしの愚痴。
萬田: 奥さんに黙って愛人バンクとか。土日だけお家に帰って、六本木暮らしとかって。一番腹黒いご主人ですよ。
酔い潰れて帰宅し管理人、岡本に嫌味を言われる。
岡本:2時過ぎてるんですからお静かに。挨拶もできない連中。
原田は梓に買われ逢瀬。サナエ、サナエと何度も
津川は萬田の部屋でイラストを見る。関心している。
もう3時だから帰るという、津川と田村を呼び止める。萬田の部屋で飲み直し、田村、津川、萬田で戯れる。
萬田: 二人は前から愛しあっていたんですよ
津川: 違いますよ。ホストクラブは買ったんですよ。だから、今頃はホテルですよ。
萬田: そんな嘘言うのならね。
萬田が津川にビールをかけて、寝たくせにと詰め寄る。津川が去って行く。缶ビールの空き缶を窓から放り投げる。二度と戻らない。激昂して叫び、田村に抱きつく。
翌朝、ロビーで田村、原田が青スエット姿のペアルックで下の喫茶店
で原田は朝ビール。
田村: 昨日ありがとう。昨日の金少し、出すぜ。
しばし会話。
🎵挿入歌君は完璧さ。カルチャークラブ
原田:俺は医者みたいなものだから、客については口外しないんだ
そこへ颯爽と梓がスーツ姿で登場。何事も無かったように、原田と田村に挨拶。
名取の部屋に明け方5時ぐらいに訪れた萬田が寝てしまっている。仕方なく、田村の部屋で名取とコーヒー。
昨夜の揉め事を名取に話す。
田村:1人で居たいって言うのと、誰かと居たいは矛盾しない
男女の出会いってそんなに複雑とは思わないと。田村は自分の離婚歴を語る。子どもはいない。前の奥さんとの出会いも簡単だったと。
名取: 私は出世主義。
田村: だから頑張っているんだ。
名取は彗星のように世の中にパッと有名になりたい。
暴力が大嫌い。男の人って最後は暴力だから。
そんな時、萬田の元亭主がまた訪ねて来て2人だけで静かに喋りたい。萬田に土下座する。家で話そうと連れ去ろうとする元亭主、嫌がる萬田。田村と名取が取りなすが、横から口出しする管理人岡本。
岡本: 夫婦の問題に口を挟むな。大事なもがある。
人間の繋がりが大切だ。親兄弟、あなた方は自分のことだけだ。自分以外を思ったらどうだ。
萬田:こんなことしても無駄よ。好きな人ができた。
美保純とすれ違う。
津川家に電話で言い訳をするカット。
萬田と元亭主が六本木の町ロケ。お袋が旅行だから、話し合おうと役所を休んだと。
自宅で話し合い、復縁を迫る元夫。別れた原因は2人の問題。お母さんは関係ない。もう一度チャンスをくれ。もう乱暴はしない。
萬田 : もう戻れない。色々あり過ぎた。二度と来ないで、夜中大きな声で叫ばないで。
田村のオフィス。デパートのコンペのミーティング。同じく、名取も喫茶アマンドの2階で競合コンペの打ち合わせ。六本木を散歩する田村。
夜、エレベーターで梓と会う。
702号室廊下に梓の部屋から水漏れ。廊下まで水浸し。風呂場で浴衣姿の美保純が手首を切り自殺未遂。救急車を呼ぶ。
美保: あんたたちには何も出来やしない
自分の部屋で先日のパーティーで撮した写真を眺めている。田村の部屋を訪ねる萬田。偽装彼氏を頼み涙ぐみ、気が狂いそうなんです。自殺すると、協力できないと決裂する。もういいです帰ります。冷たい人ですね。インサート、田村は美保純の自殺姿と重なる。
心配な田村が萬田の部屋を訪ねると、キスされ受け入れる。
ドアの覗き穴から津川は見ている。
田村のナレーション。
今まで何とも無かったが、心動かされるものがあった。
つづく
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