【生保講座】 2023年度「約款と法律」過去問 全フォーム解答解説
2023年度の生命保険講座「約款と法律」の全フォームの解説を行います。他の科目についても記事がありますのでこちらをご覧ください。
生命保険講座のおすすめの勉強方法は、まず最新の過去問のフォームAを解いてみることです。そうするとどのような問題が出るか、また自分の現在の点数が把握できます。
次にフォームAの理解できていない箇所、わからない箇所を教科書でよく読んで理解します。これをフォームB、Cと繰り返します。合格するだけならこれで十分です。【ここまでで1週間】
優秀賞を狙う場合は、過去問に出ていない論点も把握する必要があります。従って、1年分の過去問を理解したタイミングで教科書をサラッと読みます。途中、理解できなかった部分があっても問題ありません。【ここまでで10日間】
教科書を読み終えたら、もう2年分の過去問のフォームを解きましょう。しっかり過去問が理解できれば余裕で優秀賞です。【ここまで3週間】
過去問が1年分しかない場合は先輩や人事部から無料でもらいましょう。勉強中によく分からない概念が出てきた場合、先輩に聞いてみてください。よくわかっている先輩であれば懇切丁寧に教えてくれますし、勉強熱心であることのアピールにもなります。
やや主観的ではありますが問題ごとに難易度をつけてあります。
合格だけを考える場合は重要用語までをしっかりやれば十分です。きちんと勉強したい場合は専門用語までをお勧めします。優秀賞が必要な場合は試験直前期に教科書用語を勉強してください。
常識問題:前後の文脈上明らかであったり、他に迷う選択肢がない場合。
重要用語:生命保険会社であれば普段の業務で使います。
専門用語:生命保険の中でもやや専門的な用語です。特定の部署しか使わない場合。
教科者用語:生保講座のテキストにしか出てこないような表現です。試験直前期にさらっと復習するのがお勧めです。
フォームA
問題[1]から[20]
tips:各空欄に入りそうな選択肢は2つずつあります。わからない問題に遭遇したとき、どちらが収まりがいいかを判断すると良いです。
[1] 払込猶予期間
(重要)払込猶予とは、保険契約において、保険料の支払いが遅れた場合に、契約が直ちに失効するのを防ぐために設けられた猶予期間のことです。
[2] オーバーローン
(常識)次行「[3]を超える」とあるので、"オーバー"ローンが入ります。
[3] 解約返戻金
(重要)ここまで勉強していればもはや常識となりつつある解約返戻金ですね。
解約返戻金:保険契約を途中で解約した際に、契約者に払い戻されるお金のこと。
[4] 生命保険会社所定
(常識)貸付利率は当然、貸し付ける側の生命保険会社が決めることができます。
[5] 複利
(常識)金融においては単利で考えることは非常に稀です。
以下余談:なぜ複利で考えることが多いかというと、資産の増加をより正確に反映するからです。例えば、銀行預金で利子を受け取ったとき、そのまま利子を預金し続ければ利子にも利子が付きます。この計算は複利の方がシンプルです。また、将来のキャッシュフローを割り引くときも、複利で計算した割引係数を使った方が便利ですね。勉強会で複利の話題が盛り上がったため、つい余談を書きたくなりました・・・。
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