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名もない動物たちへ

⭐︎自己紹介もかねて⭐︎


初めまして。
ここではハンドルネームで「きらり」と便宜的に名乗らせていただきます。

私は大学を卒業した翌年、中核市の地方公務員獣医師として採用され、異動もなく、動物愛護センターで動物愛護管理行政に従事してそろそろ6年目になります。成り行きとはいえ、図らずも大学の修業年限と同じ年月を勤務することになる中、次なる目標に向かう時がきたと感じ始めました。

職務の中で、私は多くの犬や猫の命を絶ってきました。「救う」ことが獣医師の責務であると在学時より信じていた私でしたが、この行為により自分の魂は「穢れてしまった」とも言えるくらい新人の頃は思い悩みました。もう後戻りできない、そんな苦悩を抱えながらも一つ一つ乗り超えていくうちに、新人の頃とは異なる境地に辿り着いた自分に気がつきました。

どんな境地なのか、そうさせたのは何なのか、自分の経験を振り返りながら、まだ見ぬ誰かとそれらを共有することができたらと考えています。また、職務を通して得られた経験を私なりの言葉で伝え、それぞれがアクションを起こせるようなヒントを提供できたらとも思います。

名前もなく通り過ぎて行った、けれども確かにそこに存在した動物たちのことを想いながら。。。

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