ポケモンが好きで好きで堪らない
風の噂によれば、ポケモンは本日2月27日に28周年を迎えたらしい。28周年って何年?というお決まりのボケを挟むのも惜しいので、いい機会とばかりにポケモンへのラブレターでもいっちょ綴ってやるかァと思い立ちこれを取り急ぎ書いている。
ポケモンとの出会いはこの記事でもざっくり触れている
幼少期から、本日のこのいい年した大人の私になるまで。私は人生をポケモンと一緒に歩んできた。
他人からは見えないかもしれないが、今私がこれを打っているデスクの上ではニャビーがキーボードを打つ私をせっせと妨害しているし、横のテーブルの上ではスボミーが燦々と太陽光を浴びながらうとうととうたた寝をしている。そして子犬の頃からとにかく元気印のワンパチは、テーブルの上のスボミーの穏やかな午後の眠気などお構いなしにボールを投げてつかーさいとばかりに吠えまくるのだ。
そんな生活を夢見るほど、私の生活にはポケモンが入り込んでいる。浸透している。きっと、今日に至るまでに見つかった数多のポケモンの数だけ、トレーナーの数だけ、それぞれの生活があるのだろう。
私はポケモンが好きだが、バトルは得意ではない。ありとあらゆる地方で冒険し、そこでチャンピオンなり何なりにはなっては来たが、全てが成り行きによるものだ。
本当は母親と共に暮らすあの町を拠点にポケモンと暮らしたり、生活したり、学校や仕事に通いたい。あの広大な土地の何処かを借りて牧場を経営してみるのもいいと思っている。
けれど、そうは言ってもやはりバトルも捨て難い。最初に選ぶ三匹を選ぶのに何日も前から悩み、相棒を迎えた日の高揚感。
ありとあらゆる草むらを駆け抜け、暗い洞窟をおっかなびっくり進み、ゆらゆらゆらめく水面をポケモンに乗って沢山の景色を見た。そしてその景色の中、時には図鑑を埋めるため、時にはライバルと競い合うため、時には悪の組織に立ち向かうために相棒達と戦った日々。
胸が熱くなる毎日に、バトルは必要不可欠なのかもしれない。
ポケモンは夢なんだと思う。
ポケモンの新たな世界が広がる度、その世界に携わった人が喜びいっぱいにSNSに投稿するのをよく見掛けるようになった。「夢だった、あのポケモンと」という一文が忘れられない。子供の頃から一緒に生きてきたポケモンと、ポケモンの生きる世界。そこに自分も関わることが夢だったと話したあの人の相棒ポケモンはどの子達だったんだろう。
SNSといえば、SNSだけの繋がりだった私の今は亡き友達もポケモンが大好きだった。
あの子と言えばポケモンで、ポケモンと言えばあの子だった。ポケモンが居なければ繋がらなかった縁で、あの子がこの世を去った今も新しい世界が広がって行く度に私はあの子を思い出す。見せたかった世界に、一緒に喜びたかった展開に、共に行きたかった景色の中に行く度に、私はあの子に会いたくて堪らない。
私もきっといつかそのうち行くその場所で、もしも出会うことが出来たなら、真っ先に選ぶ話題もまたポケモンであることは間違いない。
ポケモンが今、挑戦し続けているのは分かっている。長く愛され続けるため、この先も新たに愛されながら古くから愛してきたファンも出来るだけ置いてけぼりにしないように。パルデア地方の冒険は感動した。ヒスイ地方の冒険は様子を見ながらこういったこともしていきたいという挑戦と努力があった。
このご時世、苦労も多いだろう。理不尽な思いも、一方的な悪意も、むやみやたらに作り手側に届いてしまっているのかもしれない。
だからというわけではないが、大好きなポケモンの誕生日である今日に、この文章を書くことを決めた。
私は、ポケモンが好きで好きで堪らない。
広がって、繋がって、進化していく世界。その世界を更に広げるため、愛されていくため、守っていくため一生懸命な人々が居ること。
そこに携わる人々のデスクの上には、玄関先には、ベッドの上やリビング、そしてドアを開けた先や出掛ける先々ではどんなポケモン達が暮らしているんだろう。大切なあなたを守ってくれていたらいいと思う。あなたが居るから作られたあの世界で、もしもあなたの相棒のポケモンに会う機会があったなら、カレーなりサンドイッチを作ってピクニックやキャンプにご招待したいものである。
28年という長い年月を掛けて、世界中で大切に愛されてきたポケモンが好きだ。だけど、多分私の気持ちはそんな大規模で世界基準の大層なものじゃあなくて、この小さくて狭いアパートの生活圏内におさまりきる程度のささやかな想いだ。ささやかだが、確かにここにしっかり存在する愛だ。
ポケモンに携わる全ての方に、ポケモンというコンテンツでもうずっと繋がっているSNSの友人達に、これを読んでくださっている方に、ポケモンが大好きな人々に。これからも足並みも歩幅も熱量も違うだろうけど、ポケモンを一緒に愛していこうねの想いを込めて。
28周年、おめでとうございます。
ありったけの感謝と愛を込めて
柔らか仕上げのフクダウニー
お陰様で晩御飯のおかずが一品増えたり、やりきれない夜にハーゲンダッツを買って食べることが出来ます