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ウソをつくには、理由がある

【ワークショップ】絵本『リゼッテ うそをつきにいく』を読んで話そう~ゆるっと哲学
【日時】 2024年6月6日 木曜日 18:00-19:30
【参加者】 6人
【場所】埼玉県越谷市 SOKO802  越谷駅徒歩4分

ウソをついてしまうのは、どうしてだろう

ついつい、ウソをついてしまった!
これ、誰にだって経験あるんじゃないでしょうか。

うっかり、なんとなく、確信的に、あるいは悪気なくポロっと
ウソをついてしまう。
「ついてはいけない」と知っているのに。

なんで、人はウソをついてしまうのでしょう。小学校の道徳みたいな質問だけど、マジメにその理由を考えたことは、ありますか。

大きなウソをついてみたい?

今回、オランダ在住の絵本作家カタリーナ・ヴァルクスの絵本をご紹介する
展示に併せて「第9回 絵本で話そう~ゆるっと哲学」を開催しました。

テーマ本は、こちら。

カタリーナ・ヴァルクスの絵本
『リゼッテ うそをつきにいく』
ふしみみさを/訳
クレヨンハウス/刊

主人公のリゼッテが、
「大きなウソをついてみたい」を叶えるかもしれない絵本です。
(どんな話かはぜひ読んでみてください)

この絵本を読んで、感想を楽しく語り合ったのち
ふわっと浮かび上がってきた疑問を
「問い」として哲学対話を行いました。

この会の進行の流れは
こちらに詳しく書いています。


ウソをつくには、理由がある

今回、みんなで話し合う問いは
「ウソをついてしまうのは、どうしてだろう」
に決まりました。


参加者のみなさんから
・相手を傷つけたくなくてついてしまったウソ
・悪意もなくペラペラッとでるウソ
・職務上、必要なウソ
・人間関係を保つのに便利だからついたウソ

いろんなウソの告白がありました。
なぜかちょっと笑いがあるエピソードが多かった!

そこから見えてきたのは、当たり前だけど
ウソが生まれる背景は千差万別だということ。

相手との関係性の中でうまくやっていきたいために
ついてしまうウソが、とても多いと感じました。

対話の中では、
「真っ黒なウソ」から「限りなく白に近いウソ」まで
ウソにはグラテーションがあるよね

という話になりました。

ウソというたった1つの言葉では、表せない多様さがあるわけで、
「もっと色んな名前があってもいいかも」となりました。

もっともっとウソについて

そもそもウソはダメって、信じすぎてない?
そんな言葉も飛び出しました。

そっか、ダメって言われているけど、
そもそもを疑ってみることも必要かも。

あと、とても面白かったのが、
日本人は関係性を保つためにつくウソが多いということも
話されました。

海外の友人には、本音で「行きたくない」と言えるのに、
日本人の友人には色々理由をつけてしまうという体験談も。
文化的な背景が、実はウソには潜んでいるのかもしれませんね。

なんだか、ウソについて
考える事は山のようにあるようです。

時間が来て、ではまたとお開きになりました。
みなさん、もやもやと問いを心に留めながら、帰っていかれます。
「帰りの車の中でも、いつももやもやしてます」
常連さんはこんな一言を残して。

みなさま、ご参加ありがとうございました。
次回は、2024年7月5日 18:00~19:30   。
初めての方も大歓迎です。良かったらいらしてください。

(とこ)

ゆるく。そして、ここちよく。
ゼロプラスゼロ

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