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日記:毎日良かったことを書く

「だが、情熱はある。」で若林が毎日今日あった良かったことを書き綴っているシーンがあって、母と良い習慣だよねと話していた。

 毎日良かったことを書くのって、ひねくれた人にとってはたぶん難しい。
 友達とちょっと贅沢な外食をした、遊園地に行った。そんな特別な瞬間は人生の中でも一瞬だけ。ひねくれた性格の私はそれを知っている。だけどそれでいて私はほぼ何のイベントも起こらない人生を受け入れられない意地っ張りだ。
 
 そのシーンの前後は見てないので憶測でしか無いけど、彼も「現実なんてクソ」、
と思いながら毎日「うどんが美味しかった」と書いてたのかもしれない。
 本当に嫌なことが毎日あって、生活どころじゃない日も、もう自分なんかどうでもいいって頭に来る日も、あいつなんか死ねばいいのにっていう日も、安い20円ぐらいの一玉のうどんの味を思い出して、自分のことを信じている。
 うどんが彼の支えになっていることにものすごく惹きつけられるものがある。うどんは嫌な人間になんか出来ない役割を果たしていると思う。そして彼もまた、人に出来ない役割を果たしていると思うのだ。

 良い習慣って褒められるのは、成果よりもその人の人柄やメンタルが垣間見えるところに価値を感じるからだと思う。
 これを読んでくれた人の中に、自分も褒められたいって思う人がいたなら一緒に頑張ろうね。私も頑張る。

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