日記:日テレ日10枠のことを「友達がいないと思っているオタクの話を唯一面白がって聞いてくれるクラスメート」だと思ってる
今年の日テレ日曜枠で放送された「だが、情熱はある」や「ブラッシュアップライフ」みたいな質感の話がものすごく好きだ。
「だが、情熱はある」では若林と山ちゃん劣等感にまみれた自分をさらけ出す事が価値になるという事を情熱と定義していた。
「ブラッシュアップライフ」は人生やり直すとかめちゃくちゃスケール大きいはずの夢の世界で小さいこともうまくいかなかったり、いったりする麻美ちゃんがいたからなんとなく共感できた気がする。
どちらも誰かの平凡な人生のように見えて実はドラマチックなのはその人が選んだ自我でしたという落とし所があって、そのような気持ちが人間に存在してることにありがたみを感じる。1ミリも知らない奴の自我の心配をしてくれてどうもありがとう。
とはいえ、現実だと「何でもいいから好きなことやってけ」と、お前を幸せにしてやろうと言わんばかりに背中を押してくる怖い大人とか、何して生きてきたか想像もつかないマジの天才とかに気を取られて自分はたいしたことない奴なんだって不安が拭えない。
「苦しくて、苦しくて、何でも外の世界のせいだと思ってるんだろ。」
最終話で若林が街で、誰かに殴りかかろうとしたんじゃないかって気迫の人を見た後、そう言っていた。
それを聞いて、自分含めて誰かや何かののせいだとしておく行為は、漠然とした不安のせいで死ぬまで治らないんだと感じた。
未だに「何でもいいから略」と言われても「私なんかに何を夢見てるのですか」としか返せない。
だって、私にだってあなたにだって上手くいくだけの道筋が分かるわけじゃないじゃん。
相手に直接言ったことはあんまりないはずだけど。
そんな化け物みたいな自我だけど、誰かに心配されたらそれなりに愛されてるんだと分かる。思想が狂って救えない人間になる前に、なんとかマシになってその人たちと笑っていたい。結局なにかのために頑張る過程でしか人は自らを証明できないと思うから。
日記の後半に差し掛かるにつれ直感的な言葉で疾走する。あなたには私がどう見えているのだろうか。
海が見たい。人を愛したい。
https://youtu.be/_9VCTbHXfOQ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?