献血しに行って一滴の血も流さず帰ったの多分私だけ

どうも、献血に情熱を注いでいる人間です。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。

タイトルの通りの話なんですが「そんなことある?」って方がほとんどだと思います。私もないだろうと思ってたんです、あの瞬間までは。
私の戦う相手はヘモグロビン濃度だけ。そこさえクリアすれば献血できるのだと、そう信じていました。

先日、予定と予定の間が思いのほか空いてしまい、どう時間を潰そうかなーと考えていた時に「そういえば最近行ってないな」と献血センターへ。幸いにも空いていて次の予定にも十分間に合いそう。
やったぜ~なんて思いながら問診等を終えて検査へ。

「う~ん……血管見つかりにくい人?」

職員さんに聞きなれた台詞を言われて思い出しました。
献血センターについてすぐ、冷たい飲み物を飲んでしまったことを。

私は一般的に針を刺す肘の内側、特にそのど真ん中に針を刺せたことがほぼありません。どうにも血管が奥まったところにあるようで、いつも少し外側から刺します。
そのため、少しでも血管を見つけやすくするために必ず温かい飲み物を飲むよう言われるのです。しかしその日は急に気温が上がって汗だっくだくだったものですから、ついうっかり、冷たい飲み物を飲んでしまいました。しかも2杯。

こいつはいけない。

両腕にアチアチタオルを巻かれた私は肘を曲げることができないまま、周囲からの視線を浴びつつ舌を火傷するレベルのアチアチ飲み物を飲み始めました。
飲み切る頃には少し汗がにじんでいましたから、これなら大丈夫に違いない! ちょうど呼び出しベルも鳴り、いざ検査!

「う~ん……血管浮き出てきませんね……」

な ん で

両腕とも温めたというのに?
舌を火傷しながらアチアチな飲み物を飲み切ったというのに?
職員さん曰く、体調が悪いと血管が浮き出てきにくいとのこと。え、私、元気なんですが……?

「自分では気づいてない体調不良もありえますからね……」

そこまで言われちゃあ何も言えねえ~~~~~!!!!!

と、いうことで、これまた「せっかく来ていただいたのに申し訳なんですけど……」という定番のお言葉を頂き、検査室を後にしたのでした。文字通り、一滴の血も流さず。
ヘモグロビン濃度と勝負する以前の問題でした。なんでや身体。しっかり寝たやんけ。
でも今思えば、ここ最近急な気温の変化が多くて熟睡できていなかった気もします。悔しい。

職員さんが「あ、でも結構回数来てくださってるんですね~!」って言ってくれたのはあれかな、探しにくい血管だし献血中に止まったこともあるって言ってたわりに成功回数もまあまああるんだ、すごいね的な、やればできる血管なんですね的な、お褒めの言葉的な。

畜生……泣いてなんかないやい……次こそは……必ず……必ず…………!!!!!

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