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カウンセリングに通います

昨年の激務を発端とした適応障害で休職中です。

身体的な症状に関しては心療内科に通い、服薬と休職で改善してきました。
一方で、身体の調子が良くなり、自由な時間があることで、色々思い悩むことが増えてきました。

なぜ、体を壊したの?
 →言われるがまま業務をこなすために残業したから
なぜ、言われるがままやったの?
 →言われたことはしないといけないと思っていたから
なぜ、言われたことをしないといけないと思うの?
 →自分には選択肢はないと思っていたから

「自分には選択肢がない」と思う傾向があるのには心当たりがあります。
私の両親はかなり抑圧の強いタイプで、幼少時から様々なことを親の理想に合わせることを求められてきました。幸か不幸か、それらの理想は私にとって不可能なことではなかったため、少し頑張り、少し我慢し、毎日を乗り越えていました。

今考えると、毎晩お風呂や布団の中で泣いたり、学校から家に帰る足取りが重かったりといったことが多くありました。これは昨年の状況とそっくりで、当時、既に精神的にかなり負担を感じていたのではないかな・・と思います。

親に求められたことのうち、学業成績や立ち居振る舞いは、結果としては役に立ったと思います。
服装や持ち物は、その時は嫌だったけれど、今は好きにできます。
ただ、交友関係や、他人と自分の気持ちのバランスの取り方、機嫌の悪い人との接し方には、今も自信がなく、いつも迷ってばかりいます。

虐待されたり、不自由を強いられたりしたわけではない。そして今は家族に恵まれ、好きな仕事をして、十分幸せだと思う。
けれど、自分自身の感性に合った生き方をしているか?と考える時、心の底からはそう言い切れない自分がいます。

しかし客観的事実として、もうすぐ私は50代。幼少時ははるか昔になり、親元を離れてからの年月の方が長いです。
就職先は親のコネなどではなく、分野も異なる、自分で探して決めた会社。この職場でどう振る舞ったとしても、親にはまったく関係ありません。100%自分の責任です。

・・・もう、年齢的にも立場的にも、親の基準に合わせて自分の行動を決める必要なんてないのではないか、と思ったのです。

ただ、今まで人生の様々なステージで抑圧を受けてきたので、色々なエピソードを自力で全部整理する自信がありません。
夫は話せば聞いてくれるけれど、専門家ではないから気持ち的な負担が心配。それに、せっかく一緒にいられる時間を不愉快なことを思い出すのに使いたくありません。

そこで今お世話になっている心療内科で聞いてみたところ、カウンセリングに通って気持ちを整理するのもいいと思いますよ、とのことでした。以前はカウンセラーさんの紹介をしていたそうですが、今はやっていないので自分で探してほしい、相性があるので会う人を根気よく探してください、ということでした。

早速ネットでカウンセラーさんを探して、初回面談をしていただきました。臨床心理士やキャリコンの資格をお持ちの、お話しやすいカウンセラーさんが見つかりました。場所も通いやすいです。
こちらにしばらく通って、幼少時の家族関係からこれからの働き方のスタンスまで、考えを整理できるといいなと考えています。

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