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建築物の損傷を軽減する方法と靭性、強度の関係【建築士試験】

こんにちは!ゼロ所長です。

今日は、建築物の損傷を軽減する方法と靭性、強度の関係について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。

地震時の変形に伴う建築物の損傷を軽減するために、靭性のみに期待せず強度を大きくした。

正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。


靭性と強度

建物は地震が起きると「水平方向および鉛直方向」に変形するよね。

変形が大きくなりすぎると、構造部材のひび割れなど「建物が損傷」するんだ。損傷しないためには、構造部材を強くする必要があるね。

要するに部材の強度を高める必要があるんだね。

ところで構造部材には粘り強さが必要になることがある。
これは地震エネルギーを効果的に吸収するためなんだ。

粘り強い性質のことを靭性という。
靭性のある部材は、地震で大きく変形しても簡単に壊れることはないよ。

とはいえ、いくら構造部材が粘り強くても「変形が大きくなると部材は損傷(例えばひび割れ)」を起こすよね。

つまり靭性があることと、その部材が変形に耐えられるかどうかは別問題だね。

だから、靭性を高めると同時に部材の強度も高めないといけないね。強度を高めることで、変形しても損傷しにくい部材になるんだ。

まとめ

よし。これまでの情報を元に整理しようか。

  • 粘り強い性質のことを靭性という

  • 靭性を高めると同時に部材の強度も高める

  • 強度を高めることで、変形しても損傷しにくい部材となる

こんなかんじで問題を解けるよ。

参考

最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。

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