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肌すきとフィラーの関係【建築士試験】

こんにちは!ゼロ所長です。

今日は肌すきとフィラーの関係について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。

高力ボルト摩擦接合において、肌すきが2mmとなったので、母材や添板と同様の表面処理を施したフィラーを挿入した。

正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。


肌すきとフィラーの関係

肌すきとは、接合する鋼板同士に生じる「隙間」のことだよ。
隙間があるということは、当然、鋼板同士は接触しない。

隙間が小さければ、高力ボルトの締め付けにより鋼板同士が接触し、摩擦接合とすることが可能なんだ。

だけど、隙間が大ききくなると、高力ボルトを締め付けても摩擦接合としての効果が得られにくいね。

考えてみれば当然ことだよね。

隙間が大きくてスカスカになれば、いくら高力ボルトで締め付けても意味が無いからだ!


よって、肌すきが大きい場合は、肌すき(鋼板同士の隙間)に鋼板(プレート)を挿入して、隙間を埋めるってこと!

フィラープレート
フィラープレート

このプレートをフィラープレートと言うよ。

フィラープレートは、当然、接合材の1つだから、母材や添板と同様の表面処理を施すんだ。

では「肌すきの小さい、大きい」とは何mmを言うのかというと・・・

  • 肌すきが1mmを超える場合 ⇒ フィラープレートを挿入

  • 肌すきが1mm以下 ⇒ 隙間があるまま接合

となっている!
1mmを超える肌すきにはプレートを挿入するので、本問題は適当だよね。

まとめ

よし。これまでの情報を元に整理しようか。

  • 肌すきとは、接合する鋼板同士に生じる「隙間」のこと

  • 隙間が大ききくなると、高力ボルトを締め付けても摩擦接合としての効果が得られにくい

  • 肌すきが大きい場合は、肌すき(鋼板同士の隙間)に鋼板(プレート)を挿入して、隙間を埋める。このプレートをフィラープレートと言う

こんなかんじで問題を解けるよ。

参考

最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。

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