速度圧の計算方法【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日は、速度圧の計算方法について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
速度圧qは、 基準風速Voの二乗に比例し、建築物の高さhの平方根に比例する。
正解は・・・×となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
速度圧と風圧力
速度圧は、風圧力の元になる値だね。
風圧力=速度圧×風力係数で計算するよ。
要するに速度圧が大きいほど「風圧力(風による力)」も大きくなる感じだ!
速度圧は下式で計算する。
q=0.6×E×Vo^2
Eは建物の高さや周辺状況による影響係数で、Eが大きくなるほど「速度圧も大きく」なるよ。
Voは基準風速というんだ。速度圧を計算するときに用いる基準の風速だけど、難しく考えずに「風の速さ、スピード」と考えて良いよ。
基準風速は、積雪量と同じように「地域ごとに」異なる。ザックリしたイメージをいうと「台風が多く、強い地域は基準風速の値が高い」って感じだ。
例えば沖縄県は、毎年のように台風の通り道になるよね。
また、ちょうど台風の勢力が衰えない位置にあるため、甚大な被害を及ぼすこともある!
そのような地域では基準風速の値が高く設定されているね。
問題文では「速度圧qは、基準風速Voの二乗に比例し、建築物の高さhの平方根に比例する」と書いてあるね。
実際の速度圧の公式をみると「h」も「平方根」も関係ないよね。※ちなみに平方根は「√(ルート)」のこと。
だから間違いだ!
今回の問題のように明かな誤りの選択肢もある。
公式を暗記していれば、絶対に正解できるよね。
文章問題は理解しながら進めるのが1番だけど、今回の問題のように「丸暗記が必須」なこともある。
覚えておこうね。
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
速度圧q=0.6×E×Vo^2
速度圧が大きいほど「風圧力(風による力)」も大きくなる
速度圧の公式をみると「h」も「平方根」も関係ない
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。
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