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カヤック運ぶパンダ

我が家のパンダはカヤックだって運べちゃいます。
カヤックを運べる仕様にした時の話です。


シーカヤック

そもそも、シーカヤックとは…
主に海で乗ることを想定されたフネです。
私のカヤックは、全長約4.7m×横幅約0.6m。
カヤックの中でも細長い方で、そのおかげですいーと滑るような乗り心地。
沖縄時代にカヤックに乗っていたこともあり、自分のカヤックをネットオークションで購入したのでした。

パンダ、アップグレード

カヤック購入に合わせて、カヤックを運ぶためのルーフキャリアの購入計画も進めます。
海の近くなどでカヤックを管理できる場合には、カヤックを運ぶ装備は必須ではありませんが、乗りたい場所でカヤックに乗るためには、運べる装備があるととても便利です。

旧車の壁

いざ調べてみると、初代パンダ向けのルーフキャリアの情報が少ない。。
ルーフキャリアメーカーの正規のサイトでは、基本的には現行車向けの品番検索を載せています。
旧車かつ外国産のパンダは他のサイトから情報を集めるほかありません。

ネットサーフィンを続けた結果、なんとか有力情報を発見しました。
それは車用品の輸入代理店のホームページだったのですが…
ホームページを新らしくする際に、うっかり消し忘た昔のホームページに思われました。
ともかく、そのページによると「THULE 415」というベースキャリアが初代パンダのルーフレールに適合するらしい。
「THULE 415」を調べてみたところ、汎用性のありそうな形(色んな形のレールに適合しそう)だったので、この型でいこうと決めました。

ネットの片隅に人知れず堆積していく情報。
残っていたことへの感謝と同時に、ちょっとしたロマンを感じた一件でした。

さておき、ここからは意外にもスムーズで、廃番になっている型にも関わらず状態のいいものをメルカリで発見。
バーとセットで新品定価の1/3ほどの値段で入手できました。

箱が渋い!同年代パンダとは相性抜群です。

飛び出しすぎ問題

立派なルーフキャリアが付いて、パンダも誇らしげに見えました。
車体の剛性も高まって安全性もアップしたような気分。
しかし、やがて次の壁にぶつかります。

パンダの全長:約3.5m
カヤックの全長:約4.7m
4.7-3.5=1.2m
1m以上はみ出す計算です。

ご存じでしょうか。
車の全長の1.1倍の長さを超えてものを載せて運ぶ場合、「制限外積載許可」という届け出が必要になります。
何度計算しようが、カヤックの長さはパンダ全長の1.1倍を超えていました。

ここだけの話、見ていて不安のない積み方をしていれば、お巡りさんに捕まることはないという説もあります。
しかし、ちょうどそのころお会いした方が、なんと実際に捕まった経験があるという…!
申請を出すことにしました。

制限外積載許可

申請書類(寸法の計算が難しい)、車検証と免許証の写し、行きたい場所までの地図(目的地、経由地の住所も)、積載方法の図。
これらを用意して警察署へ。

申請に来ていた周りの方は、工事で電信柱を運ぶ、とかお仕事関係の方がほとんどのようでした。
個人的な趣味のために申請をしている私は、何度も「お仕事ではないんですね?」と聞かれた上、「できれば長い期間の許可を…」などとお願いしたこともあり、少々お手間を取らせてしまったようでした。
最終的に期間3か月の許可証を頂き、警察署を後にしました。
手続きに手数料はかかりませんが、平日申請→後日平日に許可証受取
なので、時間と手間がかかります。
3か月か。
短いような、長いような。いや短いな。

こうして、晴れてカヤックを運べるパンダとなりました。
多くの方にとっては要らぬ情報かと思いますが…
どなたかのお役に立てばうれしいです。

モヒカンスタイル。カヤックの両端が暴れない用のロープも忘れずに!

余談

植木屋さんをするようになって、ルーフキャリアがあれば6尺の三脚(約3.5m)がぴったり運べることが分かりました。
基本は軽トラ移動ですが、いざという時に重宝します。
逆にデメリットとしては、、
天井の幌が開けられなくなります。
夏は通気のために開けることが多いので、その時はルーフキャリアを外しています。


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