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第41回日本頭蓋顎顔面外科学会学術集会に参加しました。

こんにちは。
0歳からの頭のかたちクリニック大阪院の形成外科医の辻口です。
 
2023年11月9日、淡路夢舞台国際会議場で開催された第41回日本頭蓋顎顔面外科学会学術集会に参加しました。


日本頭蓋顎顔面外科学会は、頭や顔などの病気、変形に対する手術を進歩させるための学会で、私の恩師(故 田嶋定夫 前大阪医科大学 形成外科学教室教授)たちが中心になって発足しました。
私は第2回学術集会から参加していますので、恩師たちの想いが引き継がれ、学会が充実・発展していく様子にさまざまな想いがこみ上げてきます。
 
さて、今回、ヘルメット矯正療法に関する演題は2題ありました。そのひとつは0歳からの頭のかたちクリニック東京院の梶田大樹先生による
「変形性斜頭症に対するヘルメット治療の効果」という発表です。

両演題とも、

・ヘルメット矯正療法の治療効果については、ほとんどの症例で明らかな改善がみられる
・しかし、月齢が大きくなると治療効果は低下する
・治療の必要な赤ちゃんが治療の機会を逸しないためには、ヘルメット矯正療法についての啓蒙活動を積極的に行う必要がある

ということが述べられていました。
 
赤ちゃんの頭のゆがみは病気が関係していることもあり、見た目だけの問題ではありません。治療が必要なケースを見逃さないためには、小児科医を中心に、多くの医療者が頭のゆがみについて正しく理解している必要がありますので、今後も積極的に啓蒙活動を続けていかなければならないと痛感しました。

私自身は、啓蒙活動を行いながら、これからもしっかりと治療の適応症例を正しく判断し、一人ひとりにとって最適な治療が施せるように努力していく必要があると考えます。
 
当院では、頭のゆがみやヘルメット矯正療法について、気になっていることを気軽にご相談いただける無料相談会を開催しています。

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ホームページにて、開催スケジュールをお知らせしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
 
医師 辻口 幸之助


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