見出し画像

登山をライブ配信 ~日常と非日常をつなぐ~

こんばんは。夏らしい日々になりましたね。この時期の夕日や黄昏どきの何とも言えない郷愁のような気持ちが好きです。

縁あって、登山をライブ配信できないか?というお話があり、実験とロケハンを兼ねて鈴鹿山脈に行ってきました。

事前に調べた携帯キャリアのエリアマップでは、コースの半分ぐらいに電波がきているようで、ワンチャンあるのかもと淡い期待を胸に、

GoPro・LiveShell X・モバイルルーターという組み合わせで山頂へ。

LiveShell X(レビューは別の記事で)

実際に挑戦してみた結果、残念ながらほぼ無理ということが分かりました。

モバイルの電波は、電波塔から下に向かって傘のように広がっているそうで、そもそも高い場所に向けて飛ばしていないそうです。

何カ所かでスピードテストも行って、これならできるかも?という場所を探してライブ配信をしてみましたが、

映像も途切れ途切れで実用には堪えないという判断になりました。

結果としては残念だったのですが、データがとれたことは大事ですし、何より面白いことに気が付きました。

私は山のふもとでLiveShell XやYouTube Liveの設定を行う係だったのですが、

たまたま電波の良い場所で30秒ほど登山中の映像が送られてきました。

GoProの視点も相まって、その映像を観ているとき、自分も登山に参加しているような不思議な感覚になりました。

全然関係ない場所にいるのに、ほぼ同じ時間に霧の山の中を進んでいく人たちの映像を観ているという不思議さ。

これこそがライブ配信の醍醐味ではないかと思います。

視聴者は日常空間にいるけれども、画面の向こうには非日常空間があって、それをみんなで共有する。

ライブ配信をやり始めた時も、みんなで画面の向こうの非日常を楽しんでもらう「デジタルのお祭り」のようなものを目指していたことを思い出しました。

自分の中には「日常を非日常にする」というテーマがあり、

実は、私が取り組んでいる大道芸もサーカスもイベント企画もライブ配信も、そのテーマでつながっているんです。

これからどんどんアナログとデジタル、オフラインとオンラインの境界が曖昧になっていって、

その中でハレとケがどんな変化をしていくのか、ということに注目しています。

昔ながらのお祭りも残っていく一方で、今までとは違う思いもしなかったようなエンタメの楽しみ方というのも生まれてくるはずです。

そんな時に、自分も面白そうなことに参加できるように、今はコツコツと技術的な部分の積み重ねをしています。


ここからは宣伝・・・

「ハレとケのリユニオン」
トイボックスではライブ配信や映像制作等の業務も承っております
お手伝いできることがありましたらぜひご用命ください
ホームページはこちら

https://eotoybox.wixsite.com/siga


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?