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DJI Mavic Miniの映像をライブ配信してみる ~iPhoneミラーリング~

こんにちは。9月に入りましたね。好きな季節です。
いろいろ大変な時代ではありますが、実りの秋になるように頑張っていきたいとところです。

さて、DJIのドローン「Mavic Mini」の映像を配信できないかテストする機会がありましたので、記録を残しておきたいと思います。

DJI Mavic Mini(マビック・ミニ)

Mavic Miniは、機体重量を200g未満に収めながら(※)、かなり完成度の高いと評判のドローンです。
(※200g以上の重量があるドローンは航空法が適用され法規制の対象となる)

ドローンの映像をライブ配信することができれば、かなり迫力あるものとなるのですが、

普通のカメラとは違って映像をもらうためにはひと工夫必要になってきます。

ドローンを操縦するアプリ「DJI SKY」の中にライブ配信機能はあるのですが、ようやら使えない様子(日本では対応していないのでしょうか)

次に、DJI RC-N1送信機とiPhoneの間にLightning - Digital AVアダプタをかませて、iPhoneの映像をHDMI出力してみようと試みましたが、

映像は出力されたものの、送信機との接続ができず断念。

最終的にたどり着いたのが、今回のiPhoneのミラーリングを使うという方法になります。

やり方はいたって簡単で、iPhoneのドローン操縦画面をミラーリングでMac bookに転送、それをOBSの画面キャプチャで取り込んで配信、という方法です。

ひとつずつ解説していきたいと思います。

まず、Mac bookでOBSを立ち上げ、画面キャプチャを使ってMac bookの画面をそのまま配信してしまいます。

OBSの画面キャプチャを使う

本来なら関係ないものが映ってしまわないように「ウインドウキャプチャ」を使いたいところですが、

ミラーリングの画面を立ち上げるてから他の画面に移ろうとするとミラーリングが終了してしまうため、このような方法となりました。

つまり、ミラーリング中はOBSを操作することもできません。

なお、OBSとMac bookは相性が悪いことで有名なようで、今回も画面キャプチャしても真っ黒の画面になり、困りました。

Macの「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「画面収録」→「OBS.appを許可」で今回は解決しました。

Mac book側の準備が終われば、あとはiPhoneのドローン操縦画面をミラーリングするだけです。

Mavic Miniの操縦画面ミラーリング成功

ただし、このままだとバッテリー残量であったり、高度であったり、映像以外のインフォメーションまで配信してしまうので、

あらかじめOBS側で映像画面だけを配信できるように拡大(トリミング)することにしました。

OBSでトリミング

操縦画面の周りにあるインフォメーションが映らないように、真ん中の映像だけを切り抜いたイメージです。

それでもバッテリー残量が減ってきた等で左上にエラーメッセージが出たときは、見切れてしまうので注意する必要があります。

エラーメッセージは見切れる

対処法としては、エラーが出ないように心がけるorエラーメッセージのあたりにタイトルなどの画像を設置しておいて隠すといったところでしょうか。

いろいろと準備に時間がかかってしまいましたが、ミラーリングでライブ配信すること自体は可能でした。

気を付けないといけないのは、ドローン⇔iPhone⇔Mac bookの3つを無線でやりとりするため、離れすぎると映像がカクカクになってしまいます。

特に操縦中はドローンの方に気が向いているため、気が付くとMac bookから離れていた、なんてことになりがちです。

iPhoneのミラーリング機能を活用してMavic Miniの映像をライブ配信してみたというお話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


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