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XF605の4K撮影は10bitの方が容量が少ない!?

ちょっとした小ネタ的なお話しなのですが、CanonのXF605で4K撮影する際、一定の条件のとき10bitの方が容量が少ないという記事です。

通常、8bitで撮影するよりも10bitの方がより多くの色が記録されるので、データが重くなりそうなものです。

最初のころは、なんで10bitに変更したのに、残り撮影時間が増えるんだ?なんか設定間違った?と、混乱しました。

さて、どれくらい違いがあるのか、実際に見ていただきたいと思います。

まずはYCC420/8bitから。

YCC420/8bit

左上に437minと表示されていると思うのですが、それが撮影可能時間です。

そして、お次はYCC420/10bit。

YCC420/10bit

はい、ご覧の通り時間がグッと増えました。1.5倍です。

最後にYCC422/10 bit。

YCC422/10 bit

先ほどよりは減りましたが、それでも8bitに比べると長く撮影できます。

よく見ていただくと各写真の一番下に「ビットレート」という項目があるので、そこでも違いが分かっていただけると思います。

ちなみにこの逆転現象が起こるのは4Kの24Pか30Pで撮影したときのみです。FHDや60Pではビットレートは同じか、10bitの方が多いです。

おそらく、8bitがH.264で記録されるのに対し、10bitは圧縮効率の良いH.265(HEVC)で記録されることが理由だと思うのですが、

じゃあ何でFHDや60Pはそうならないの?ということは正直分かりません・・・おしえて!えらいひと。

この逆転現象の使い道なのですが、4Kで撮影する際に容量を節約したい方はあえて10bitで撮るという選択肢もありかもしれません。

編集にはH.264の方が適していると言われていますので、あまり編集をしないということが前提ではありますが。

キヤノンさんの他の機種でも同じことが起こったりするのかな?と、軽く調べてみましたら、EOS C70も同じみたいです。

(余談ですが、XF605とC70は画像処理エンジンが同じだったと思います。省エネでバッテリーの持ちが良いと評判のエンジンです)

というわけで、XF605のちょっとした小ネタをお届けしました。

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